市内で唯一の動物園、川崎市夢見ヶ崎動物公園で、「飼育の日」が、開催された。
「飼育の日」とは、2009年日本動物園水族館協会が、動物に親しむために4月19日を「し・い・く(419)の日」と定めた。
普段は見ることのできない動物園の裏側を見学するバックヤードツアーに参加した。獣医師の案内で、動物病院、調理場、レッサーパンダ舎、シマウマ舎を見学した。参加者は、幼児からシニアまでの先着15名と、ケーブルテレビのイッツコムも同行した。
印象深い話
1、寒い国出身のシセンレッサーパンダ舎は、気温が25度以上になると、冷房を使用する。。涼しい寝室のレッサーパンダと間近でご対面。屋外展示で、熱中症になった動物園もあるとか
ペンギンのペアは、生涯続くと言われている。無理に離すと相方も体調を崩すため、入院もペアで。
動物病院では、無影灯付きの手術台やレントゲン室、薬品棚が設置され、独特の消毒臭が漂う。
2、展示を控える動物が、鍵付きの旧病院でひっそりと暮らす。
盲目のフサホロホロチョウ・足を切断したペンギン・自分の羽を抜き取るオウム・高圧線に触れたのか、翼を痛めて保護されたオオタカ等。
参加者から「シマウマは縞模様だが、地肌の色は?」の質問に、「地肌は黒色」と答えた。
動物園の主な年間行事春の動物園まつり・飼育の日・夏休み親子愛護教室・秋の動物園まつりと日吉まつり詳細は川崎市夢見ヶ崎動物公園へ
天井の無影灯が、手術を見守る
調理場。冷蔵庫の扉にエサ配合表
ラマのエサを見る
ボランティアの手入れで花も生き生きと
テントの周りに、人が集まりだした
竹馬にチャレンジ!パパ~頑張って
散歩コースの夢見ヶ崎動物公園だが、動物園の裏側は、未知の世界だった。特に展示を控える動物は、側溝で保護したタヌキ。人工哺育で育ったため、人に慣れてしまい、警戒心もなく、野に帰せない。改めて動物園の別の役割を知った。同園が3ヶ月に1度発行する情報誌「ゆめみにゅーす」は、動物園の日常を描いて微笑ましい。