開催日 2017年11月22日15時開演
場 所 主 催 川崎市/カルッツかわさき
川崎市は、クロアチアのリエカ市と姉妹都市提携40周年を迎え、カルッツかわさきで記念コンサートを開催した。
福田市長は、リエカ市長と客席のクロアチア駐日大使を紹介した。リエカ市長から、クロアチアが誇る素晴らしいピアノ演奏が贈られ、リエカの美しい写真パネルがホールのホワイエを飾った。
訳注:「姉妹都市・友好都市」とは、親善や文化交流を目的に特別な関係を結んだ都市で、相互訪問や記念行事などで交流している。川崎市は、最初に提携したリエカ市を含め、8の姉妹都市・友好都市がある。
訳注:「川」を意味するリエカ市は、アドリア海に面する国内最大の港湾都市で人口は約13万人。古くから保養地として知られている。
極上のホールで合唱とピアノ演奏を堪能
第一部は、「登戸混声合唱団」と「坂戸小学校(高津区)」が合唱曲を披露した。特に川崎市文化賞を受賞した小学生の熱唱に、拍手とブラボー!が湧き上がった。
第二部は、クロアチアの至宝と称されるゴラン・フィリペツ氏のピアノリサイタルである。右手の指で鍵盤を叩きながら、左手の指が交差して華麗に叩く。2階席の後ろまで、繊細な音色が響いた。
カルッツかわさきの1階は、正面途中からゆるやかにせり上がる構造で、中ほどの列からも、ゴラン氏の手元がはっきり見えた。演奏後、ゴラン氏は、この会場の音響は素晴らしいと大いに称賛した。
ホワイエにも観客の熱気
終演後のサイン会で、ゴラン氏と握手した男性は「すごい握力だった」と目を輝かせていた。コンサートの余韻で、ホワイエは熱気に包まれていた。
両市長が姉妹都市の提携書に署名(川崎市提供)
リエカ市民の食を支えるグリーンマーケット(川崎市提供)
丘の上のトゥルサット城から見るリエカ市川崎市提供)
懐かしい日本の温もりを感じた坂戸小学校の合唱や本格的なピアノリサイタル。姉妹都市の絆はゆったりと結ばれた。