シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

「もったいないを活かそう!」アジアの環境や貧困問題を少しずつ解決へ

取材日 2013年01月23日(水)

「WEショップたま店」正面
「WEショップたま店」正面
横山さんとショップ内
横山さんとショップ内
 残雪の消えかけた雪曇りの午後に、南武線中野島駅にある、ボランティア団体の運営するリサイクルショップを訪問した。県内57の活動拠点で結ばれているWE21ジャパン」たま。「寄付とボランティア参加をベースにとしたユース・リサイクルショップで、その収益は、アジア地域に生きる人々の生活向上や自立の支援、あるいは資源循環型の社会をめざす活動を掲げ活動している。
活動拠点は新多摩川ハイムの4号棟1階にあり、会員は現在52人、その中で20数人が、交代で店舗の運営を行っている、およそ50平米(約15坪)の中に衣料品、雑貨等が、所狭しに、陳列され、お客さんが途切れなく訪れていた。
その活動の歩みは、平成13年9月設立準備、平成16年3月に特定非営利活動法人(NPO)取得、10年が経過し、昨年は店舗開設10周年記念行事を行っている。 平成11年度支援先の実績は、アフガニスタン5万円、インド9万円、カンボジア8.74万円、フリピン3万円、東日本震災支援23.3万円、合計65.4万円、その実績に対するスローガンは「私達は微力ですが、まずWEの活動をさらに地域に広げ続けていくことが私達にできる身近な方法と考えます。」であった。
「WE」とは、Women‘s Empowrment の略で、WE21ジャパンでは「21世紀に生きる日本の人々が、アジアに生きる人びとと、連帯しながら平和を築いていきたい。」と表現している。
当日店舗スタッフは3人で、横山によると、展示販売している商品は、賛同頂ける皆さんから無料で提供いただき、求めやすい価格で販売し、経費を差し引いて、アジアや震災者への支援をしている。個人的には、ボランティアで多くの人と出会い、会話出来る事は非常に楽しく、同時に社会貢献できる事が魅力です、と話してくれた。
来店した、お客さんの山崎さんは、活動に賛同して、商品を買い、提供も行っている。この店の魅力は、店舗経営の実態を報告(店内に掲示)が有り、どこへ、いくら支援したか良くわかる。微力ながら支援の実感がある、と言う。最近川崎市が提唱している「持続可能な社会」を既に10年以上前から行っている、今後も長く持続する、Womenボランティア活動として、ますますの活躍を期待したい。
店内のお客さんの姿

店内のお客さんの姿

活動イラスト(WEショップ21提供)

活動イラスト(WEショップ21提供)

支援活動内容を店内に掲示報告

支援活動内容を店内に掲示報告

取材同伴者名:片山 泰子 ・ 山崎 ・ 中村 ・ 荒城
望月正一
シニアリポーターの感想

地道に長く、行ってきた活動から来る、自信と誇りを感じさせる店舗であった、大団地の中にあり十分な広報(宣伝)は行わずに、飽食の日本に於いて、店舗利用者から、口コミで、店が賑やかになっている。活動の輪が大きく、広がる事を念じつつ店を後にした。