シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

傾聴スキルを地域活動に生かしませんか? 

取材日 2013年10月17日(木)

ひたすら聴き、共感することです

ひたすら聴き、共感することです

福祉施設での実習を控え、真剣な打ち合わせ

福祉施設での実習を控え、真剣な打ち合わせ

かわさき創造プロジェクトのスタッフと講師

かわさき創造プロジェクトのスタッフと講師


 NPO法人かわさき創造プロジェクトと川崎市健康福祉局長寿社会部との協働事業で行っている傾聴講座を訪ねた。
 「目の前のお年寄りが、元気になるのが嬉しい」、「話を理解するというより、共感すること」と傾聴ボランティアの喜びを語るのは、講師の中村嘉奈子さん。
 先生は、12年ほど前から音楽体操講師として福祉施設などで指導に当たり、人の心を癒す専門家として活躍されている。
 傾聴とは、「聴く」ことで「感情の言葉」を受け止め、言葉の向こうにある「心」に触れ、一人の人間として尊敬を持って相手に寄り添うことである。話し相手より一歩進んだ心の対話士として、専門技術が必要となる。習得した人は、介護老人福祉施設や特別養護老人ホームなどで、入居者や利用者の話の相手をするボランティアとして活動している。
 この日は、講座4回目「音楽を利用した傾聴の仕方」、受講生は、歌に合わせて指の運動をしたり、手話を取り入れて体を動かしたりして、音楽体操を体験することができた。
 この講座は毎年開催されており、今年で5年目となる。傾聴の基本を学ぶとともに、福祉施設での体験実習などを通して、傾聴技術を身につけることができる。

問い合せ先:「川崎健康福祉局長寿社会部在宅サービス課」

NPO法人かわさき創造プロジェクトは2006年に法人化、シニア世代を対象に地域で活躍できる「場の提供」「地域課題の解決」「街の活性化推進」などに取り組んでいる。行政や市民活動団体と連携し、パソコン講座や、シニア傾聴講座、小学校パソコンアシスタント、シニアリポーター、などの養成講座を開催、修了者はスキル生かし、ボランティアの場を広げている。

【参考】
かわさき創造プロジェクト
KCP(Kawasaki Creative Project)
http://kawasaki-sozo.web5.jp/

 

取材同伴者名:石渡一美
てくのかわさき(川崎市生活文化会館)溝ノ口駅より徒歩5分
内田恭子
シニアリポーターの感想

「聴く」ことで、人の心を癒すとこができる。
傾聴講座でスキルを身につけ、介護福祉施設などでボランティアとして活動するのは素敵なことだ。傾聴は、普段の生活にも多いに助けになるスキルだと感じた