シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

友よ来たれ!唄い上げて心を解き放とう!

取材日 2013年12月21日(土)

腹いっぱいに深呼吸

腹いっぱいに深呼吸

小仁所 玉希先生

小仁所 玉希先生

手と声を上げてゆく

手と声を上げてゆく

 「思いっきり声を出して唄ってみたい」と思っている人、多いのではないでしょうか。中野島小学校の音楽室で行われている学校施設開放・生涯学習のコーラス講座に参加しました。
2013年12月から翌年3月までの4ヶ月間、月3回、土曜日の午前10時半から12時まで、本格的な発声練習とコーラス指導が行われています。
先生は声楽の専門家でソプラノ歌手 小仁所 玉希(こにしょ たまき)氏(藤原歌劇団団員)。
「様々な方のボイストレーニングを経験しています。発声は体を使うと一気に変わります」とおっしゃる…その方法とは?

発声練習その1:体幹を鍛える体操
「声は喉で出すものではなく、腹筋、背筋、顔で出すものです」と体操から始まる。両腕を振って体に巻きつけたりしていると心身共にリラックスしてくる。腹式呼吸で腹筋、背筋を鍛え、伸びやかな声を発することのできる体幹を作る。

発声練習その2:腹筋、背筋を使う。
腹式呼吸をし、手でポンと腹を打ち(腹筋をつかう)大きな声を出す。
次に腹に空気をため、両手を上げながら、音を上げてゆく発声をし、最後に腰の後ろをとんと突き上げ(背筋をつかう)高音を出し切る。(腹や腰が相当疲れるが気分は爽快になる)

発声練習その3:顔の体勢
口を縦長に開け、小鼻を開き、眉間を精一杯引き上げ、頬を引っ張って 
オ~、ア~、エ~、イ~、ウ~ 
o! a! e! i! u!(スタッカートは一音づつ息を吐きながら)
上記の通りやると自分でもびっくりする位な高音が出ます。
「発声練習は感動的です。友達を誘ってみたい」と参加者の皆さん。

コーラス
「春の~うらら~の」と滝廉太郎の「花」を練習しています。
現在6~8人。今は大きな声を出しましょうという段階です。「3月末には盛大に美しくハモラセたい」というのが小仁所先生の計画です。
☆今後の講座予定:1月は11日15日21日 2月は8日15日22日 3月は8日15日22日

主催するKCP(かわさき創造プロジェクト)
「人をもう少し増やしたいので、男女の参加者を募っています。KCP主催の学校施設開放事 業の一環なので授業料も申し込みもいりません。お気軽にいらしてください」とのことです。
お問い合わせ電話:044-866-2469・080-5099-6811[石渡)
取材同伴者名:石渡 一美
中野島小学校
勝野井 央子
シニアリポーターの感想

 声楽をイタリアで学ばれた先生の指導を受けられるチャンスは、そうはないと思います。「横隔膜を広げるイメージ」との指導では脇腹がつりそうになったり、胸を広げた姿勢の維持など、練習の後は腹筋が痛くなります。胴回りがスリムになることを秘かに期待しています。(石渡)
声が出る!高い声が出る!…感動しました。「こんな素晴らし講座をもっと人に知らせ、参加させたい」そんな思いでいっぱいです。(勝野井)