福田川崎市長 シニアの熱気に思わずにっこり
男の格好いいジャケットの脱ぎ方とは
風を装うストール演出
2月19日、川崎市役所第4庁舎ではシニアファッションショーに向けての講座が開かれ、川崎市在住の65歳以上の56名(男性4名)がポーズを取りながら歩き方の練習を繰り広げていた。この日は、福田市長の視察と激励が飛び出し、鮮やかな衣装を纏った参加者達の顔には笑顔と緊張感が伺えた。
川崎市制90周年プレイベントとして、高齢者がスポットライトを浴びてステージを歩くことで、心と体に刺激を受け、健康で楽しい生活を送るきっかけづくりとして地域団体からなるシニアファッション実行委員会と川崎市が共催し、昨年11月から月2回の講座を開催している。協賛する川崎市内の企業がメイクの指導、プロのモデルさんが直接指導をしているウォーキング講座は、今回が5回目になる。参加者からは「姿勢がよくなった。若返った。」との直接的な効果の声が聞こえてきた。
ファッションショーの衣装は自前。お気に入りの服、もう一度着てみたい思い出の服、趣味の社交ダンスやコーラスで着ているドレス、和服を仕立て直した手作りの服、韓国の民族衣装など参加者にとってそれぞれの思い入れのある衣装を纏っている。衣装の着こなしはプロの先生のアドバイスを受け、帽子、ブーケ、バッグ、サングラス等の小物を使用してトータルコーディネトに磨きをかける。更に、ジャケットの持ち方、スカーフの羽織り方などいかに美しい所作でウォーキングできるかを参加者が真剣な眼差しで練習を重ねていた。
参加のきっかけは、内気な性格を変えたかった、シニア向け化粧を教えて欲しい、今のファッションに磨きをかけたい、ウォーキングを習ってみたい、どうしたらファッションに興味が持てるか等参加の思いは様々である。普通では体験できないファッションショーのデビューに向けて参加者達は「私を見て!」、「僕は変身したぞ」とのボディーランゲージを各様に発信、会場は華やいだシニア達の熱気に包まれていた。
川崎区初めての試みであるシニアファッションショーが、出演者達にとって「自ら(シニア)が輝き、周りの家族も輝き、友人もが明るく輝く」きっかけとなりそうです。
「シニアファッションショー」の開催について
日時 3月20日(木) 午後2時から午後4時まで
場所 サンピアンかわさき(川崎市労働会館)
背筋がピンと伸びて「さっそうと歩くシニアの街」発祥の地・川崎担って欲しいと思った。男性参加者が少なく残念でしたが、女性と同じようにおしゃれを楽しみたいけれど、どのようにすれば良いのかわからないのだと感じた。