シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

人のために役立つ自分になりませんか

取材日 2014年02月20日(木)

研修風景

研修風景

手作りおもちゃの工作

手作りおもちゃの工作

心肺蘇生法の実習

心肺蘇生法の実習

 川崎市ひとり親家庭等日常生活支援事業の「エンゼルパートナー」というものをご存じだろうか?
母子家庭、父子家庭、寡婦の方で、親や子の病気、求職、出張などで日常生活に支障がある時に家事や子育ての支援をする人である。厚生労働省から各自治体に任された母子家庭等支援施策の一つだが、応募者の減少が懸念されている。心ある方は来年度の研修を受けて活躍してほしい。4日間の研修に参加した。
川崎市の母子家庭支援施策と子育て支援施策
母子家庭の現状や就業支援事業などと、より良い支援員の心構えの話があった。
福田新市長の最優先課題が「待機児童ゼロ」で平成27年4月の実現に向け子育て支援施策もスピード感をもって進められているようだ。莫大な金がかかる。
乳幼児期の発達と遊び:童心に還り大笑いしながら学んだ。
児童の成長と食生活: 楽しく食べること=心を育てる・・納得です。
就学前児童と児童全般の病気:嘔吐物の処理ではノロウイルス感染防止のための新しい処理方法を学んだ。医学も病原菌も進化し続ける。
児童相談所機能:市民も情報提供でき、子育ての悩みを相談できる場所である。
救急法:心肺蘇生法が平成25年に変わり、まず30回の心臓圧迫をし、次に2回の人工呼吸…これをAED使用後も救急車到着まで繰り返す。以前は人工呼吸が先だった。
学童期の成長と遊び:「学年ごとの発達の特徴と関わり方」は実にきめ細かい。昔の我々の恩師は知らなかったのではないだろうか?えんぴつ野球やおはじきを合間に楽しませながらの元校長先生の講義は素晴らしい。
応募の動機:母子家庭の大変さを見聞きし力になりたいと応募した方や、里親をしている方もいた。子供に泣かれて困ったベテラン支援員の話もあった。
☆    川崎市には、ひとり親に限らず、仕事に忙しい家庭の為に「ふれあい子育てサポーター」 がいる。上記の研修を終えた人はそちらへの登録も可能である。
☆    疑問点の問い合わせ先:川崎市母子福祉センター 電話:044-733-1166
川崎市母子福祉センター
勝野井 央子
シニアリポーターの感想

 私は6年前に研修を受けて活動しているのだが、もう一度全研修に参加した。
6年の間に社会の変化、病気の対処方の変化があり、とても有意義であった。
市政について関心を持つようになった事もこの研修の成果である。(勝野井)