シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

人生いろいろファッションショー

取材日 2014年03月20日(木)

グランドフィナーレ
グランドフィナーレ
90歳になる前の記念に
90歳になる前の記念に
 市政90周年プレイベント シニアファッションショーの本番である。
主催:シニアファッションショー実行委員会、共催:川崎市
モデルは65才~89歳の男女54名。それぞれ思い入れの衣装で颯爽と登場。笑顔でのポーズは堂にいり、リハーサル以上の跳んだアクションで家族や知人などの観客(623名)と会場を盛り上げていた。何とも明るく、きれいで、楽しく、暖かいショーであった。途中、神奈川県暮し安全指導員の「振り込み詐欺にあわない為の寸劇」が組み込まれていた。

モデルの歩きに添って、彼や彼女の人生のナレーションが流れる。
90歳になる前の記念に参加した女性は背筋が伸び、とても若々しかった。
定年後、洋裁師の資格を取り工房を開いて独自の服を作っている男性と夫人。
モデルにあこがれて50年、やっと夢かなった男性。
「上を向いて歩こう」をバックに、癌を克服した人、交通事故で一時廃人同然の時があった人が元気な装いで、みんなを勇気づけた。
「柔」のメロディで登場した和服はピンククリーム若草色と晴れやか。
思い出のワンピースは70年代?古希の記念に子供たちからプレゼントされた赤いスーツ、来日して30年の韓国女性二人の鮮やかなピンクの男女民族衣装、成人式の晴れ着(にあやめ)のリメイク服、華やかなダンスの衣装などなど、あっという間の目くるめく2時間だった。
出演者の話:市報で知り応募した。歩き方からメイクまで教えてもらい有り難いと思った。ここで光りたいと一生懸命やった。楽しかった。
古希を過ぎ、ボーと過ごす日が多くなった。そこでこのショーに参加した。
主人に内緒にしていたが、白状したら、一緒に服を選んでくれた。興奮気味のその御主人は「いつもと違う化粧だったんで最初(奥さんとは)わからなかったよ」「惚れ直されたでしょう」「エェッ・・・」
異色の出演者として、市長をはじめ3人の男性がモデルのエスコートをしたが、ショーのためのトレーニングを受けての登場であった。さすが!きまっていた。
大形 登子講師:最初は大丈夫かなと不安だったが、9回のレッスンの間に芽生えた競争心と仲間意識で素晴らしいショーとなった。有り難いと思う。
寸劇:振り込め詐欺に使われる名簿とは、日に5000軒も勧誘電話のふりをしてその家のいろいろな情報を聞きとったもの。勧誘電話に気をつけよう
モデルに憧れて50年目

モデルに憧れて50年目

風をまとう

風をまとう

ロビーにて Oh!しゃれ

ロビーにて Oh!しゃれ

サンピアンかわさき(川崎市立労働会館)
勝野井 央子
シニアリポーターの感想

 外は寒い雨降りでしたが、会場はシニアの熱気むんむんで、積極的な出演者にとても勇気付けられました。雑誌「装苑」などを見て仕立ててもらったり、夜間の洋裁学校に通ったりした昔が懐かしく思い出されました。