(第17回福祉まつり)
素晴らしい晴天のもとで、今年も宮前区の第一地協主催の福祉まつりが行われた。今年で17回目になるという。そのなかで、今年は、宮前消防署の協力のもとで防災体験が行われるとの案内を、野川町内会の回覧で見かけたので出かけた。
福祉まつりは、例年通りはじめられ、餅つき、焼きそばなど模擬店や地元野菜の販売は盛況で多くの町内会の皆さんが並び思い思いのものを手に入れられていた。そんな中、防災体験は始まった。
(防災体験)
水消火器の体験コーナーでは、親子連れの参加が目立った。消火器が水鉄砲のように楽しいのか、宮前署員の指導で、「火事だ!」と大きな声で叫び、黄色い輪の様なものを上に引っ張り、自転車のブレーキのようにハンドルを握って水を目標にかけていた。
とりわけ、人気があって行列が絶えなかった起震車体験コーナーでは、先の東北地方太平洋沖地震の時、川崎で体験したという震度5強の揺れから、南海トラフ大地震で想定される震度7の地震を45秒間に渡って体験できるという。体験を終えた知人の老夫人は、「体験してみなければわからないね」、とか、近所から参加したという若い婦人は、「いい体験をしたわ」、とか。子どもたちも、「まだ体が揺れてる感じだ」、とか、貴重な体験をしたようだ。起震車は、子どもなら一度に8人程、大人なら4人、立ったまま場合は、背を壁に向けないでしっかり捕まる事、しゃがんだ場合、頭をぶつけない様注意しての体験が必要と署員が指導していた。
次に、煙体験ハウスの体験、口元に手をやったり、ハンカチを添えたりして三々五々、腰を低くして、署員の合図でハウスに入っていく、バニラの香りのする白い煙が印象的だった。
体験コーナーの最後は、非常食(アルファー米)の試食コーナーで、お湯を注ぎ、15分で五目ごはんが出来上がるというもの、早速並んで試食させて貰った。五目ごはんで味が付いていて美味しかった。お土産に見本品をもらった参加者の一人は、早速常備品に加えようと、購入の仕方など聞いていた。帰りは、思い思いに即売会での野菜やお土産を抱えて帰る後ろ姿が、充実した一日を表しているように見えた。
主催:宮前第一地区社会福祉協議会(社協)
共催:野川町町内会 協力:宮前消防署及び宮前消防団
会場:川崎市立野川小学校(体育館・校庭)
非常食(アルファ米)試食コーナー
震度7を体験中の参加者達
煙ハウスに入る前の説明を聞く子どもたち
地元の町内会の防災体験と聞き、参加した。防災意識の高まる中の貴重な具体的体験型の参加、いい経験になりました。野川町内会の皆様、地協の皆様、宮前消防署の署員の方々、ご苦労様でした。