シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

楽しくオカリナ

取材日 2011年07月29日(金)

講師の模範演奏

講師の模範演奏

皆で一生懸命合奏

皆で一生懸命合奏

センター行事の紹介

センター行事の紹介

高齢社会に対応して、川崎市では各区に老人福祉センターが設置されている。

そして、センターでは、シニア向けの講座が種々開講されている。今回、麻生老人福祉センターで「オカリナ」の特別講座(4月1日から7月29日全8回)が開催される事を知り、応募した。若い頃、楽器に親しみながらも中断した人や、何も楽器は出来ないけれど手ごろな楽器を楽しみたいと考えているシニアの方々が多いのではないだろうか。

オカリナは吹き口のついた壷状で閉管の陶器製の笛。その音は、優しく、柔らかな音色で日本人の感性にフィットしていると言われている。

この講座は入門編で、(定員25名、内男性が4名、60歳代~82歳)半数以上の方はまったく初心者であった。どのような動機で参加したかの紹介があった。「手ごろな楽器を楽しみたい」「旅先の街角でオカリナ奏者に出会い、いつか自分もあのように吹きたい」「音色が自分にあっている」等。さて簡単に吹けるのであろうか。吹けば誰でも音は出るが、「優しい、柔らかな音色」となると?

講師の橋本愛子さんは、民族音楽に造詣が深く、オカリナ指導もキャリアがあり、初心者にオカリナに慣れてもらい、楽しんで貰えるように指導してくださった。10本の指を楽譜を見ながら動かしていく事(運指)は、中々大変でゆっくり、ゆっくりと考えながら始まったが、8回目の最終日には、簡単な曲ではあるが皆で合奏をする事が出来る様になった。また、橋本講師は、指導の合間にオカリナ発祥の地が北イタリアである事やオカリナにまつわる色々な事を教えてくださったり、模範演奏を聴かせてくれたりして、参加者は講座を楽しみ、練習に励んでいた。

閉講式でセンター所長である澤田澄男氏から「センターでは、前期、後期に分けて一般講座、特別講座、学習講座と多種多様な講座を開催している。これからも気に入った講座を見つけ参加して、元気に活躍ください。」と挨拶があった。

まだ、このような施設を利用してない方は、是非、興味のある講座を見つけ参加してみては、いかがでしょうか。

 

 

 

片山 泰子
シニアリポーターの感想

リポーター自身、老人福祉センターを利用したのは始めてだった。定年退職後や、時間に余裕ができたシニアが、このような施設で、色々なプログラムに参加することがきっかけで、より元気になり、人間関係も広がりを見せていく事はとても大切だと実感。