シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

ナンセンス発想法ワークショップ

取材日 2014年03月21日(金)

講師に明和電機・土佐信道代表取締役社長を迎えてのワークショップ。参加者数:50数名。親子;7割,他;若いカップル数組など
 青い作業服を着た土佐社長が入場すると大拍手が鳴る。小学生の一部にかなりのファンがいると思われた。

◎明和電機のwebより:主旨
『ナンセンスな発想とものつくりのプロセスをパッケージ化し、子供から大人まで体験できる各種ワークショップを開催しています。
 明和電機の製品活溌の発想プロセスをもとに生まれた「おかしな発想シート」や「オタクギョタク発想法」など、A4サイズの紙とペンがあればだれでも体験できる発想を体験し、それを発表し、社長が解説しながら、発想の原点となる自分の中にある「世界の感じ方(フィーリング)」を発見していくワークショップです。』

講演1.オタマジャクシ型電子楽器
 2009年に発売されて話題になった「オタマトーン」の発想の始まりから完成過程まで,スライドを使って細かく説明。過程の絵図にこだわりがみえた。
 それとともにネーミング決定まで,土佐社長のウィットに富んだ発想の説明に,会場は常に笑いに包まれていた。
 オタマトーンの原点は「チワワ笛」。100円ショップで手に入る材料(ボール・ストロー・ポテトチップ缶)を使ってできる,犬のようにワンワンと吠える笛から発想。
講演2.自分なりの発想を駆使して「おかしな発想シート」を作りそれを絵図にする
 A4用紙を16個のマスに折り,一番上段の4マスにABCDを書き,その下列に思いついた単語を二つづつ書く。
 D列だけ一つの単語にして,そこから発想して想像するものを,もう一枚のA4用紙に絵図として描く。
 各自が描いた絵図をPCでスキャンし,スライドを見ながら描いた人の意図を聞き,土佐社長が面白いところをみつけ批評する。
 タイトルに惹かれて参加したと思われるだけあって,皆さん独創的でユニークな絵図です。
 ◎「発想シート」について詳しく知りたい方は,いろいろな場所でワークショップを開催しているので,是非参加し体験してみて下さい。
・参加者の声から「一つの言葉から常識的ではなく“おかしな”発想をすることで次のイメージを作ることができ,とても楽しかった」

●メモ
岡本太郎美術館
 電車:小田急線向ヶ丘遊園駅南口より徒歩17分
 電話:044-900-9898  http://www.taromuseum.jp
明和電機  www.maywadenki.com

岡本太郎美術館
三田田鶴子
シニアリポーターの感想

講師・土佐社長の発想の豊かさで参加者全員が笑いと拍手で溢れ,発想の転換が出来ないリポーターも思わぬ考えが浮かびました。
 質問コーナーで小学低学年と思われる男の子が「オタマトーンは悲しそうな音ばかりでつまらない」というので,社長がそれでは楽しい曲を…で弾いたのもやはり悲しそうな曲,というより意識してそのような雰囲気を作り,観客の反応をみてそれを次のアイデアにつなげる,という感がありました。オタマトーンは,オカリナに似た音色でした。
 美術館では今後もいろいろな楽しいワークショップを企画しているとのことです。