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津久井道中リズミカル膝栗毛 その4

取材日 2014年05月20日(火)

津久井湖
津久井湖
川尻石器時代遺跡 敷石住居
川尻石器時代遺跡 敷石住居
  勢いづく緑と薫風の中、多摩境から津久井湖まで(10km,4時間半)歩いた。
中堅地方都市らしく沿道には立派な和風邸宅が多く、大輪のばらや菖蒲が印象的だった。遺跡も珍しかった。今回はガイドの声が小さくて説明をよく聞き取れなかったことが残念であった。
スタート前に「我々がやっているのはエクササイズウォーキングと言って有酸素運動です。手を振ってリズミカルに歩いて下さい」と注意があった。
成程!リズミカルに歩くと腰が安定し、背筋も伸び、元気に歩き続けられる。
ルート
多摩境駅―町田街道―橋本駅―台町通り(埼玉往還に連結)―久保沢道―原宿公園(昼食)-原宿―温泉坂―川尻石器時代遺跡―津久井湖
道中見聞
町田 宝泉寺の樹齢450年のカヤの大木は古刹の証明である。川を渡り相模原市緑区に入る。天照大神を祀る神明大神宮の次に寄った香福寺は金色の鯉が泳ぐ池や高野槇の大木の庭が美しかった。本堂脇のガラス張りの建物は檀家衆の寄進で法事や写経に使われている。江戸時代、全国を行脚した念仏行者 徳本(とくほん)上人の念仏塔があった。久保沢道の道標をすぎ、城山(じょうやま)町に入り、原宿公園の木陰で青い山並を眺めながら昼食。
原宿久保沢は炭、織物、米、塩、酒等の交換市場として江戸時代初期から明治まで繁盛した。原宿には大山道道標があった。鎌倉道の起点の一つでもある坂道は、明治10年代熱海から温泉の湯を馬で運んだ温泉宿があり、温泉坂と呼ばれた。久保沢観音を過ぎると国指定川尻石器時代遺跡があった。縄文中期から後期にかけての敷石住居が見られる。石器や縄文土器が出てくるためその一帯が遺跡用地として確保され広い草原となっており、遠くの山並が、緑、青、薄青と連なって見えた。城山を目指してひたすら歩き麓の津久井湖に着いた。
昭和35~40年に作られた人造湖で、発電や水道水として使われている。近年、水質汚濁が始まり、対策が行われている。城山は30分くらいで登ることができ、城跡の遺存状態は良好である。一帯は、春は桜、秋は紅葉が楽しめる。津久井湖城山公園 花の苑地で解散。バスで橋本に戻り、各人各様に帰宅。
川尻遺跡から城山を望む

川尻遺跡から城山を望む

香福寺の高野槇

香福寺の高野槇

大きな藁屋根の屋敷

大きな藁屋根の屋敷

町田市、相模原市緑区
勝野井 央子
シニアリポーターの感想

 今回は説明があまり聞きとれなかったため書くのが苦しかった。
川尻石器時代遺跡の敷石住居跡は初めて見た遺跡で面白いと思った。
今回も自然がとても美しかった。