シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

月50回以上のハイキング・山行活動

取材日 2014年10月24日(金)

みろく祭りに330人
みろく祭りに330人
1年かけて中山道を歩く
1年かけて中山道を歩く

みろく山の会とは 月に50回以上の山行と聞いて、数字の間違いかと思うかもしれない。だが会員792名(10月現在)を誇るみろく山の会(NPO法人)は、実際に11月も91回の計画を立てている。1983年に日本勤労者山岳連盟の指導のもと100人程で設立された。会員は主に東京・神奈川が多く「川崎の方も50人近くいらっしゃいますよ。」と坪井三枝子理事長。31年の歴史で4代目の理事長とのこと。ご自身も年に50回の山行で100日は山にいるという。みろくの名は美しく老いて久しくの美・老・久から命名されたものだ。月平均50回の計画には散策から登山、スキーまでと広範囲に及ぶ。会員は男女半々で平均年齢は68歳。「団塊の世代の男性が多く加入するまでは女性の方が多かった」という。「仕事・宗教の話・家庭の愚痴は禁止です。入会希望者には机上勉強のあと、丹沢・塔ノ岳に登って貰い、ご自身の体力を自覚していただき、グループ分けの参考にします。」この丹沢登山はトレーニングを兼ね、毎月実施されている。「会員には自活を求め、山の食事作りから指導を受ける人もいます。」登山情報誌「みろく」も毎月発行されている。

様々な計画 山行は10人以下の計画もあれば20~30人での行動もある。なかには100人も参加した皇居見学散策会。約40人が参加し、中山道600キロを月1回・1年をかけて歩く会もあった。みろく祭りの東丹沢登山には約330人が様々なルートに分かれ山頂を目指すとのこと。ハイキング・環境保全・登山・海外遠征・スキー等、年600回の計画があれば、自分の体力・興味に合わせて選び参加する事が出来る。各グループにはリーダーと2人以上のサブリーダーがいて、万一途中離脱の場合にはサブリーダーが下山に同行する決まりがあり、安全には気を配っている。活動は登山だけにとどまらず、登山道の清掃・整備作業も官民協働作業として約300人が参加。一般市民を対象とした年2回の登山スクールも開催している。

月1回の例会 取材当日が例会の日にあたり、山行統括・企画・運営等13の各部門から活動報告があり、続いて登山報告会・勉強会が行われた。上州武尊山登山・キリマンジャロ登頂の報告や、安全歩行法、紅葉の種類と見分け方などが上映された。メモを取る参加者もあり、巧みな解説に拍手が起きた。 写真提供 みろく山の会

みろく山の会 年会費 ¥12,000 各種団体保険もあり。
       045-317-2369 横浜市西区平沼1-1-11 瀬尾ビル202号

登山道整備活動

登山道整備活動

例会会場

例会会場

キリマンジャロ登山

キリマンジャロ登山

横浜市西区みろく山の会事務局
佐藤政孝
シニアリポーターの感想

生涯登山を目標にするだけあって、組織は充実し会員も多い。百名山完登者も50人いるという。60代70代が中心とは思えない「みろく」エネルギーに圧倒された一日であった。