シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

エコシティかわさきのために

取材日 2015年01月11日(日)

1月の展示テーマは「交通」
1月の展示テーマは「交通」
通称CC交流センター窓口 高津市民館11F
通称CC交流センター窓口 高津市民館11F

 1998年に市の施策で行われた環境問題への取り組みは、市民・事業者・学校・行政の各部会として進んでいた。その部会を2006年にNPO法人に組織化「アクト川崎」が誕生した。そして2013年には認定法人となった。
 同認定法人は、川崎市内の環境保全、地球温暖化対策を推進し、その実践に取り組む事業者や市民団体、それらの人材育成などを支援する団体として活動している。

高津市民館11階
「川崎市地球温暖化防止活動推進センター」
 
 ここは、川崎市から指定を受けた「アクト川崎」が運営をしている。通称「CCかわさき交流コーナー」ともいう。事務局長の笹子まさえさんに話をうかがった。
「このセンターが環境問題の受け皿となり、窓口スタッフが対応する。具体的活動では省エネ対策、自然エネルギーへの理解、グリーンコンシューマー(環境に配慮した消費行動をする人のこと)、エコぷらっとC3(シーキューブ=市民と事業者を結びつける)など、施行・啓発活動を         行っている」という。
 市民と事業者を結ぶとは、事業所見学や市民の環境問題活動など、相互で理解しあえる場づくりなどを行う。
 家庭用の自然エネルギーや、省エネプランニング、ゴミの分別など身近な質問にも答えてくれるので気軽に利用したい。申し込み制で「うちエコ診断士」の訪問を受けることもできる(下段HP参照)同センターが年4回発行している「エコちゃんず通信」は、エコライフ推進のアイデアが満載である。

1月の市民館11階フロアーは
 「交通とまちづくり」をテーマに、パネル展示が行われている。「エコドライブシュミレーション」が体験でき、わかりやすい説明など制作に労を尽くしているのが見るものに伝わる。こうした地道な活動が、多くの市民にエコライフの連鎖となり「エコシティかわさき」にむかっているのだと実感した。

■ここには多種のエコライフ関連のリーフレットや、イベント案内が置かれている。インクカートリッジの回収箱も常設されている。
■アクト川崎では入会希望者を随時受け付けている。(活動内容に賛同される方)
■助成金運営のための寄付金協力を呼びかけている。     http://homepage3.nifty.com/act-k/

参考
 個人が認定NPO法人へ寄付をした場合「寄付金控除」制度が適用され、確定申告をすることで、税金の還付を受けることができる。

以下資料写真3点「アクト川崎」提供

かわさき環境フォーラム「フラッシュモブ」

かわさき環境フォーラム「フラッシュモブ」

夏休みの自由研究の写真 

夏休みの自由研究の写真 

エコぷらっとC3の工場見学 

エコぷらっとC3の工場見学 

 高津市民館11階 川崎市地球温暖化防止活動推進センター
石渡一美
シニアリポーターの感想

 環境問題への取組みというと漠然としていて、一人の努力がいかほどか、と思いがち。しかし月ごとに企画されているパネル展示に目を向けると、小さな努力がいかに大きなものへつながるか、説得ある重要なテーマがそこにある。節電により会場の活気が薄れているのが残念であるが、是非皆さんにはお立ち寄り願いたい場所である。