シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

効果てきめん!ゆる楽体操・・・介護予防講座

取材日 2016年12月15日(木)

絵を全部覚え、交代で答えます。
絵を全部覚え、交代で答えます。
脚をスリスリトントン、血行を促します・
脚をスリスリトントン、血行を促します・
かかと上げ、キープで筋肉強化。  
かかと上げ、キープで筋肉強化。  
 
 東急スポーツオアシスが行う「川崎市いこい元気広場」という講座が人気だ。高齢者に覚えておいてほしい健康に関する知識と、軽度の体操を組合わせ、各所の「いこいの家」にて実施されている。専門家の指導により住み慣れた街で元気に過ごせるよう、介護予防のプログラムとなっている。
千代ヶ丘「いこいの家」の場合は 参加対象者は65歳以上。80歳前後の方も多い。この日の講話は「認、認(にんにん)介護」について。新造語で、軽度の認知症の方が認知症の介護をしていることを指す。この現象は、いつの間にかそうなっている事が特徴という。介護用品、機器などが一般家庭にも普及し、介護施設利用者は、近年減少傾向という。知識の向上、金銭面なども要因といえる。家庭での介護は問題を抱え込みすぎる傾向になりがち。苦しむ前に、行政へ相談(✼)することが大事になる。遠慮することなく利用を、と講師の石丸さんは説く。
体と脳のストレッチ 講話の次は「後出しじゃんけん」や、「絵」の記憶訓練など、講師のユーモラスな誘導に笑える楽しい授業になっている。
お茶タイムの後は体操。見た目も、やり始めも「ゆるっと」した感じ。しかし、結構な効き目が実感できた。「入った時と卒業する時に体力測定を行い、数値で体力向上の成果が確認できます」と担当者は話す。
84歳女性、脊髄狭さく症でコルセット使用、動きは緩慢だ。しかしサポートをしてもらいながら、全プログラムをこなせていた。「独り身なので、ここまで通うこと、皆さんとお話しすることがとても大事で、5か月になりました」と晴れやかな笑顔で語ってくれた。

備考:麻生区では同講座が7か所で開催されており、(株)東急スポーツオアシスではそのうち3か所を受け持っている。担当スタッフリーダー:石丸 貴之さん(ヨネッティー王禅寺館長)


■3か所の会場は予約不要・参加無料 開催時間いずれも10:00~11:30 
◇百合丘いこいの家:毎週火曜日  ◇片平いこいの家:毎週水曜日 
◇千代ヶ丘いこいの家:毎週木曜日  
詳しくは電話で 044-951-3636(東急スポーツオアシス)
(✼)麻生区役所地域みまもり支援センター地域支援担当
電話:044-965-5157   
介護のこと、ご自身の体力低下など、心配事やお困り事などが
相談できる。他の地域も同様に行政が対応しています。
 
つま先上げ。つまずき防止になります。

つま先上げ。つまずき防止になります。

体重をつま先に。バランスを保ちます。

体重をつま先に。バランスを保ちます。

 かかとを後ろに、そのまま小刻み上下。

 かかとを後ろに、そのまま小刻み上下。

脚裏をよく伸ばします。  

脚裏をよく伸ばします。  

股関節と足の甲のストレッチ.

股関節と足の甲のストレッチ.

担当の石丸貴之さんと補助員の髙木しのぶさん。

担当の石丸貴之さんと補助員の髙木しのぶさん。

千代ヶ丘いこいの家
石渡一美
シニアリポーターの感想

いこいの家はどこもちょっと不便なところにあります。そこに通うだけでも、いい運動になるのですね。70歳目前になっても、適度な運動を続けると骨密度が上がります。これは筆者の実体験です。このリポートを読んでいただき、新年に新たな決心をされる方がいらしゃったら大変うれしいです。