シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

「たちばな子ども食堂」皆さん応援してください

取材日 2016年12月15日(木)

本日の献立です
本日の献立です
サンタさんもスタンバイOK
サンタさんもスタンバイOK

「たちばな子ども食堂」活動を開始
 平成28年度かわさき市民公益活動助成金を受け「たちばな子ども食堂」が平成28年6月より活動を開始している。
 核家族化が進み、共働きや一人親家庭の子供の食育、孤食になりがちな生活が社会問題になっている現代、「子どもが一人でご飯を食べないようにする。孤食をなくし、食事は美味しい・嬉しい・楽しいと気づいてもらえる場にしていく」ことを目的に、「子どもがひとりでも来られる食堂」として毎月1回開催。プラザ橘の実習室を借りて、食事を通しコミュニケーションをとる憩いの場となっている。


ボランティアさんが作る美味しい夕食

 本日の献立は煮込みハンバーグ、ブロッコリーのサラダ、キャベツとベーコンのクリームスープ、ごはん、そしてデザートのチョコレートケーキ。
 実習室に入るとハンバーグのいい匂い、湯気の上がった鍋には、具だくさんのスープ。ちょうど付け合わせのマッシュポテト用のジャガイモを茹でているところで、3名のスタッフとボランティアで手際よく準備をしていた。


ひとりに寄り添う優しさ、暖かい場所「子ども食堂」

 17時を過ぎるとサンタクロースに扮装したスタッフも現れ、来場者を出迎えていた。小さいお子さんを連れた母親は「味付けがやさしい、毎回楽しみです」と話していた。「チラシを見てきました」という人もいた。シニア世代の人も来ていて、一人で来た中学生のテーブルにつき、話しかけていた。スタッフ、ボランティアの気配り目配りが行き届いていて、どのテーブルからも笑い声や話し声が聞こえてきた。食事が終わった頃にサンタクロースのダンスのパフォーマンスがあり、おなかも満たされ、心も満たされ、つい顔も緩んでしまう。「シニア世代の方にも来ていただき、食事の時の話相手になってもらいたい。一緒に過ごす相手が必要なのです」とスタッフは話していた。
大人は300円、子どもは100円の費用がかかる。


「みんなで食べると楽しい。美味しいって嬉しい」がコンセプトなのだと語る代表者の永江亜樹さん。永江さんは、「アキズキッチン」という自分のお店で、自然の食材を大切にした食事を提供している。
ホームページ http://ob.aitai.ne.jp/~k-1101-n/


たちばな子ども食堂 http://kawasaki.genki365.net/gnkk09/mypage/index.php?gid=G0001691
 

いい匂いにお腹がグー

いい匂いにお腹がグー

心を込めてつくります

心を込めてつくります

踊るサンタクロース

踊るサンタクロース

プラザ橘 
内田恭子
シニアリポーターの感想

まずスタッフ、ボランティアの方に敬意を表したいです。
午後2時からたっぷり時間をかけて作られるおかず、炊き立てのご飯、温かいスープ。特別なメニューではないのに、手作りの力強さに心の芯から温まりました。
昔は家に入ると、匂いで晩ご飯のおかずがなんだかわかった「ただいま。今日はハンバーグ?」そんなことを思い出しました。
「たちばな子ども食堂」では広くサポータを募集しているので
興味のある人は、お問合せください。http://kawasaki.genki365.net/gnkk09/mypage/index.php?gid=G0001691