- 指導者のレイナさん
- 念入りにストレッチ
夕方5時になると高津老人福祉・地域交流センター内2階ホールの一室は、楽しい熱気にあふれる。主に知的障がいをもつ小児から成人男女と、彼らに付き添う保護者と指導者の総勢15名が、ソウルフルな音楽にのせて一生懸命にストレッチとダンスを行う。
ここを拠点に「障がいの垣根を越え楽しくダンスを・・」と、ワークショップを各所で展開するのは「ダンスラボラトリー」という団体だ。立ち上げて2年、努力の甲斐あってこの4月にNPO法人化を果たした。
代表の園部由美さんは、自身の子どもが高校時代に過ごしたダンスクラブでの経験、障がいを持っていても、生き生きと過ごせた体験を「持続させてあげたい」との気持ちから、この活動を始めたと言う。
この日同伴の、通い始めて1年というお母さんは「息子の運動不足と、ままにならない気持ちのストレスが解消された」と語る。この4月から社会人1年生になった女性は、職場での出来事に落ち込んで、なかなかダンスに気乗りしない様子。すると仲間たちも優しく気に掛ける。ここのダンスをとおして友情も育まれている。
この小さな活動から始まった団体に、継続の花を咲かせていくには多くの人の理解と支援が必要だ。5月には、同団体が「障がい者スポーツボランティア養成講座」を実施する。1年をかけて全12回の講座を修了すると、上級の資格認定書が授与される。またシニア男性は、重度障がい者の介添えに、体力などで大いに役立つことが出来る。
受講料1回500円 第1回目 5月7日から。
申込み問い合わせ:℡080-2068-9343 FAX044-852-3288(園部)
HP:
http://dancelaboratory-japan.com