シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

シニアに向けた「傾聴講座」と「音楽体操」

取材日 2018年09月12日(水)

H30年度「シニア傾聴講座」のチラシ
H30年度「シニア傾聴講座」のチラシ
昨年度の講座風景 「ロールプレイ」
昨年度の講座風景 「ロールプレイ」

  「傾聴とは」をウェブサイトで検索すると、(1)大辞泉:[名](スル)『耳を傾けて、熱心に聞くこと』 (2)ナビゲート ビジネス基本用語集:『もともとカウンセリングにおけるコミュニケーション技能の1つ』と出る。

 
川崎市主催「シニア傾聴講座」の紹介

 ここでは、川崎市健康福祉局主催の「シニア傾聴講座」を紹介したい。
 この講座の特徴は、 傾聴する人と傾聴対象者が共にシニアということ。傾聴の基本が「聴くこと」であるのは共通だが、一般的な「傾聴」より対象が少し狭まる。
 開催期間中に受講者1人1回、高齢者施設での傾聴実習を体験する。また、講座終了後に傾聴を通じて地域活動に参加できるように、傾聴ボランティアグループとの交流会も設定されている。

受講希望者を募集中
 開催期間は10月18日(木)~11月29日(木)。基礎編・応用編など座学6回、実習1回の全7回開催となる。
 申込みは 9月28日(金)必着で、受講希望者を募集中。( 詳細はチラシを参照)

講師陣紹介 (プロフィールはチラシを参照)
 講座第1、2回は中辻萬治氏が担当。御年80代後半ながら、パソコンとプロジェクタを駆使し、受講者の質問には傍に寄って応答。機敏な動きにシニアの受講者は目を見張る。
 第3、4回の担当は中村嘉奈子氏。傾聴経験に基づく具体的事例を交えた応用編の講義。ロールプレイでは2名の現役傾聴ボランティアがアドバイザーとして加わる。

注目は「音楽体操」
 この講座の注目点は、中村嘉奈子講師の「音楽体操」の一コマが入ること。
 『音楽体操で楽しく健康維持!〜脳トレ・筋トレ・心トレで認知症予防〜(HP引用)』をモットーに掲げ、明るい高齢社会づくりを目指して全国的に活躍中の中村講師。講座で「音楽体操」を体験してみては。(HPはコチラ


当講座は川崎市健康福祉局主催、NPO法人かわさき創造プロジェクトが運営に当たる。

申込み先:〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地 健康福祉局長寿社会部高齢者在宅サービス課 TEL:044-200-2620 FAX:044-200-3926( 詳細はチラシを参照)

「シャボン玉」の手話歌。「♪うまれてすぐに~」(HP)

「シャボン玉」の手話歌。「♪うまれてすぐに~」(HP)

「いつでも夢を」でフリフリグッパー体操(HP)

「いつでも夢を」でフリフリグッパー体操(HP)

認知症予防音楽体操のチラシ(HP)

認知症予防音楽体操のチラシ(HP)

高津区溝口1-6-10 てくのかわさき
斉藤 多喜子
シニアリポーターの感想

 「傾聴」は高齢者を対象としただけでも「色々な考え方」があります。そのように教わるのですが、ロールプレイや体験実習など、学ぶほどに迷いも出てきます。その時は基本に立ち返って「いろいろな考え方がある」と教わったことを思い出してほしいと思います。
 「傾聴」を意識しただけで身近な人との会話も変わってくるかもしれません。ただ、身近な人への傾聴は一番難しい課題のようですが。