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かわぽ協賛事業者紹介  健康サポート薬局

取材日 2019年07月19日(金)

渡辺陸子会長

渡辺陸子会長

栄養士の講話とフレイル予防教室

栄養士の講話とフレイル予防教室

メディカル薬局 

メディカル薬局 

    
 「薬局は街なかの医療介護の総合案内所」を企業理念として、溝ノ口を拠点に調剤薬局を高津区内8店舗、横浜市に2店舗、加えてケアセンターを運営している、有限会社丈夫屋二子薬局グループ会長渡辺陸子(わたなべむつこ)氏を訪ねた。

 健康サポートに軸を置き、現役薬剤師として店舗に立ち、日々患者と向き合っている。その40数年のキャリアから、今、必要な医療サポートは何かを視野に、在宅医療にかかわる方々の支援に心血を注いでいる。

 

無菌調剤室導入は10年前から

 患者が、ある一定期間飲食できないとき、脱水や出血などによる体液・電解質の欠損をただす必要があるときなどに、点滴により投与する栄養補給。それを「輸液」といい、その調剤に必要な設備が「無菌調剤室」。この導入により患者さん、ご家族、医師とのネットワークがより不可欠となったと渡辺会長は語る。

 

ネットワークで地域にトータルサポートを提供

 「健康相談」「ケアプラン」「在宅医療」「栄養相談」「介護・福祉」「保険調剤」など、同社には各分野の専門家スタッフがいる。そして医療機関との連携で、最適な介護支援を実践している。

 「一身に患者さんを抱え込んで悩んでいる方こそ、是非相談に来て欲しい」、「延命を希望しない患者さんの看取り」についても症例などをとおして「一緒に考えましょう」と会長は話す。

 ある相談者「夫は透析患者。毛細血管が傷つきやすく、温泉でマッサージを受けたら、全身内出血で体中紫アザになり腫れて痛みも」。医師の診断結果を家族より聞き取り、医療保険適用在宅療養マッサージを紹介。「当社ケアマネージャーの、プラン作成により1級障害者適用で現在定期的に在宅マッサージを受けている」と患者の日常に寄り添った事例も。

 

フレイルとは健常から要介護になるまでの中間の老化現象

 

問い合わせ:044-820-1193

丈夫屋二子薬局の取り組み

 

(有)丈夫屋メディカル・二子薬局本社
石渡一美
シニアリポーターの感想

 渡辺睦子会長は、高齢者の人口が多くなることで医療が、行政の体制が後手、後手になることを、30年も前から憂いていた。優しい医療環境、優しい街づくりなど、患者の現況が少しでも良い方向に向くことをいつもいつも語っていた、正義感ある薬剤師でした。その姿勢は今も継続している。社員さんもほとんど変化なく、永年勤続の方がほとんど。こうした事業体制が信頼を得ているのかもしれない。