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癒しの空間で至福の時間を

取材日 2019年12月17日(火)

開催中の展覧会ポスターより         杉山 寧 如来像画
開催中の展覧会ポスターより         杉山 寧 如来像画
重要文化財に指定されている 本館      (美術館Facebook)
重要文化財に指定されている 本館      (美術館Facebook)
 

東京都庭園美術館

JR・東急目黒駅または地下鉄白金台駅から6分~7分歩くと、大きな樹木が茂り、ここが都心であることを忘れるような別世界が広がる。そこは1933年に朝香宮邸として建てられ、1983年に開館した東京都庭園美術館だ。

展覧会はもちろん、アール・デコ様式の本館や、四季折々の変化を楽しめる庭園を楽しむことができる。

 

アール・デコ

1920年代フランスを中心に流行った装飾様式で、直線的で合理性・機能性を重視したデザインが特徴。

本館は、床や壁、天井はもちろん、壁飾りから家具、照明器具にいたるまで、アール・デコ様式で統一されている。そのモダンな優美さには息をのむ。まさに美術館そのものが美術品だ。

 

展覧会

2020113日まで、『アジアのイメージ:日本美術の「東洋憧憬」展』が開催されている。アジアの古典美術が日本の美術に、どのような影響を及ぼしたかを実感できるものだ。

館長の樋田氏は「作家たちによるアジアへの憧れと尊敬、そして新たな想像力を、さまざまな作品から感じとっていただければ幸いです」と語っていた。

次回は21日から「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック」展が開催される予定だ。

 

至福の時間

 庭園や建物、美術展を観た後は、カフェでケーキとコーヒーを飲みながらゆっくりできる。またレストランも併設されていて、フレンチも堪能できる。癒しの空間で至福の時間を過ごし、リフレッシュするのに最適な場所だ。

 

その他

入園料 一般:\20065歳以上:\100

入館料 一般:\1,00065歳以上:\500

*第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料

 

美術館ホームページ: 東京都庭園美術館Ctrlキーを押しながらクリック)

 シンプルな本館内部            (美術館Facebook)

 シンプルな本館内部            (美術館Facebook)

 ライトアップされた庭園の紅葉

 ライトアップされた庭園の紅葉

丁寧に分かりやすく解説してくれる     館長 樋田豊次郎氏

丁寧に分かりやすく解説してくれる     館長 樋田豊次郎氏

東京都庭園美術館
松井 洋一
シニアリポーターの感想

 今回は展覧会が目的で夜間に行ったが、ライトアップされた庭園の紅葉が見事だった。次回はぜひ昼間に訪れ、庭園を散策し、またアール・デコがどんなものかゆっくり観てみたい。
 ここは赤坂迎賓館開設までの1955年から1974年まで白金迎賓館として利用されていたそうだ。そういえば、なかなか優雅で心が落ち着く感じがした。
 展覧会もメジャーなものではないが、ゆっくりと味わうことができる。マイペースでいろいろな楽しみ方があり、おすすめの場所だ。