
- 鶴川香山園の変遷

- 正面入り口
小田急線鶴川駅から徒歩5分の場所に2025年1月25日に開園した町田市立鶴川香山園(つるかわかごやまえん)がある。
御殿の風格・瑞光殿
主屋は百年以上の歴史ある(1906年建築)表情豊かな建築の瑞香殿と呼ばれている。
2015年3月までは神蔵家(かみくらけ)所有の香山園庭園&美術館だった。その後町田市が譲り受けて整備し再開園となった。
・瑞香(ずいこう)とは、ジンチョウゲ(沈丁花)の漢名で「吉兆の香り」や「めでたい香り」を意味した、とあった。
香山園の歴史
香山の読み方“かごやま”というのは「神蔵龍蔵宗家が従った天照大神の曾孫「天香山命(あまのかごやまのみこと)別名・高倉下(たかくらじ)」に由来する」とある。
1794年(寛政6年)に創設された神蔵中風灸治所は“お灸点”として中風(脳卒中の後遺症の麻痺やしびれなど)に効能があると評判になり地元で親しまれていた。全国からも患者が訪れ、毎月1日に行われた灸治の際には鶴川駅に特別列車が停車したほど盛況であった、とのエピソードも残っている。
能ヶ谷香山古墳群跡
門を通って右側の庭園池から階段沿いに登り、登りきった所に「能ヶ谷香山古墳群跡」の看板が見えた。
資料では「円墳2基と横穴墓20基からなる。付近には縄文・弥生時代からの包蔵地も存在する主な出土品には、縄文土器、土師器、須恵器、耳環、勾玉、玉類、直刀、鉄製品、灰釉陶器、板碑、などが出土した」との説明。
行ってみたいと思い関係者に聞いたら「今はそこには何もなく、入る事も見る事も出来ません」とのこと。
※レストラン:桜梅桃李(おうばいとうり)
建物の各室が大きく、現在はその一部30畳の座敷を利用してレストラン&カフェ・スペースとして営業している。
TEL:042-860-5112
10:00~22:00 ✽庭園見学=7:00〜22:00
ディナータイムは予約制(ランチも予約優先)
休園日:12月29日〜1月3日
※駐車場・駐輪場は無し