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「よろずシニア本舗みやまえ」 訪問

取材日 2012年06月28日(木)

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小田アドバイザー

小田アドバイザー

よろずシニア本舗みやまえ

よろずシニア本舗みやまえ

 「よろずシニア本舗みやまえ」とは宮前区のシニアの方が地域活動に参加したいときの相談窓口である。シニア世代の方が地域で力を出して、生き生きと暮らして頂きたいとの考えから、2007年3月に開設され5年目をむかえた。宮前区役所の2階のロビーに設置され,毎週木曜日(閉庁日を除く)午前9時から12時まで開かれている。
 シニアアドバイザーはこれまで地域活動に携わってきた、経験と知識が豊富なボランティアの方々である。現在6人の方が交代で相談に応じている。相談の内容としては、ボランティア活動をしたい、趣味を持ちたい、健康その他の悩み事など。その他 税金、年金、相続などの相談は庁舎内の専門の相談窓口を紹介している。相談に来られた方の個人情報にはもちろん十分に配慮しており、匿名での相談を原則としている。
ここを所管する企画課では「地域のことを知りたい、地域活動に参加したい、定年後に何かしたいけれども具体的に思いつかないなど、気軽に相談してほしい」と話している。(問合せ先:宮前区企画課 電話044-856-3133)
  取材日の担当アドバイザーは小田 育子さん。小学校の先生を定年退職されて当所に相談に来られ、ボランティアの活動を紹介されたという。 つまり相談者の先輩である。その後ボランティアの傍ら「地域デビュー講座」、「地域コーディネート講座」、「市民法律講座」等を受講した後、こちらのアドバイザーになられた。
 「何かやりたいけれど具体的に思いつかない方もこれまでのことを色々話しているうちに次第にやりたいことがはっきりしてくる。又話し辛い悩みを持っている方もお話しているうちに“実は”と心を開いてくださる。収入を得たい方にはシルバー人材センター等を紹介するし、その方の特技や経験で仕事を具体的に紹介できたこともあった。退職後の時間を、人のために力を出して喜んでいただければ自分も嬉しいし仲間もできる。対人関係はどこにも存在する。無理はよくないが、そこは開き直ってやってほしい。シニア世代の皆さん、ぜひ気軽にご相談ください」と話されていた。
取材同伴者名:砂田紘子、勝野井央子
勝野井 央子
シニアリポーターの感想

 
 この窓口は他の区には設置されていない。宮前区独特のものである。ぜひ有効な利用と活動が続くことを願う。(砂田)
  私自身も退職後、地域にシニア向けの体操とかいろんなグループがあることを知り、仲間に入れてもらって生活している。そして市や区も積極的にシニアの生活に心を砕いていることを知った。有難いことだと思う。他人の相談にのる
ということは誰にでもできることではない。宮前区役所内の案内所は1階のみで2階にはない。2階ロビーにいるシニアアドバイザーに催しものの場所やバスの時間などを尋ねにくる方が大勢いらっしゃるという。その案内をしているうちに尋ねた方が相談にこられたこともあるという。日ごろの思いやりのある言動の結果であろう。(勝野井)