シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

多摩川源流の村との交流

取材日 2012年07月29日(日)

二人で力を合わせて丸太切り
二人で力を合わせて丸太切り
村民と布ぞうりつくり
村民と布ぞうりつくり

 多摩川の源流の村、丹波山の村中が盛り上がる7月29日夏まつりはカヌー体験・マスのつかみ取り・歌謡ショーなどの盛りだくさんのイベントがある。「NPO法人多摩川エコミュージアム」のエコ倶楽部は、布草履の講習会や丸太きりのイベント(丸太は丹波山村で用意)を行い、川崎市民として村の人たちと交流を図った。
  エコ倶楽部は、5年前から川崎市民と丹波山村との交流を主な目的として年2回丹波山村の行事に参加している。
 もう一つは1月7日に行われる門松送りのお祭り「お松引き」。七草粥のあとに取り払われた門松をY字型の木で作った修羅と呼ばれる木ぞりの上に積み上げ、正面に干支を飾り付けて、村民総出で道祖神まで引いていく。全国でもめずらしい丹波山村のお祭りだが、丹波山村の人口は700人弱で高齢者が多いため祭りの存続が困難になりつつある。多摩川の下流域に住んでいるものとして何かお役に立ちたいと毎年参加者を募り登戸からバスを用意して丹波山村を訪れる。最近では村の人たちからも来ることを期待されている。
 また、自分たちの住んでいる街を流れている多摩川の最初の一滴を求めて水干(みずひ)を訪ねる旅を計画し、年初めに参加者を募り20名前後で東京湾から笠取山までの全長138キロの道のりを十数回に分けて歩いている。
 一回に13キロ前後歩く。最寄りの駅に9時ごろ集合し、15時ごろ上流の駅の近くで解散する。1ヶ月に1度の割合で開催、次回は解散した駅に集合し、そこから歩いてさらに上流をめざす。
  河口付近は川幅も広く河川敷をのんびりと歩くことができる。一部多摩川から離れて国道を通る所もあるが、奥多摩に入ると変化にとんだ渓谷や川面を楽しみながら歩くことができる。奥多摩の昔道は見どころがたくさんある。ゆっくり多摩川の景色を眺めながら花や木の名前をおぼえるのも楽しみの一つである。。

   せせらぎ館    http://www.seseragikan.com
(NPO法人多摩川エコミュージアム)

   丹波山村     http://www.vill.tabayama.yamanashi.jp/kankoh/index.html

カヌー体験 大人も童心に!

カヌー体験 大人も童心に!

竹とんぼを楽しむ親子

竹とんぼを楽しむ親子

武将も丸太切りに挑戦

武将も丸太切りに挑戦

升田尚子
シニアリポーターの感想

 毎年丹波山の方たちと交流し、過疎の村を元気な村になるため力になりたいと思いながら自分たちが楽しんでいる。丹波山村から作場平(笠取山の登山口)までの美しい景色を皆に知ってもらいたいと思います。のめこい湯というとても良い温泉もあります。