シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

自由な雰囲気に芸術のかおり

取材日 2012年08月08日(水)

多摩市民館2階ギャラリー入り口
多摩市民館2階ギャラリー入り口
絵画コーナー
絵画コーナー
 多摩とアートを結んだ斬新なネーミングの集まり、それが「たま~と」だ。多摩区や近隣の芸術を愛する人が自由に作品を発表できる場。今年は21名からの40作品が並んだ。作品は絵画、写真、切り絵、粘土、能面、書とバラエティーに富み、レベルが高く見る人を楽しませる。
 絵画は油絵、水彩画、パステル画、俳画と力作揃い。切り絵はあんどん作りもあり、照明に照らし出された絵が幻想的にうかび上がる。ユニークな作品は粘土で作った「猫のいる宝箱」。四季折々の猫のいる風景をミニチュア作品にしたものだ。猫好きにはたまらない。
 場所は多摩市民館の2階ギャラリーで、8月3日~8日まで開催された。手作りの展示ということで、飾り付け、当番、撤去が自前というのも特徴だ。
 毎年3月、多摩市民館主催で開催されている「たま学びのフェア」中の一つに、ギャラリーでのイベント、「ギャラリーたまゆら」がある。「たまゆら」に出品した人を中心に、夏に自主的に開催している展示会が「たま~と」である。昨年から始まり、今年は2回目。暑い日の開催であったが、来場者は約250名にのぼる。
 訪れた人に聞くと、「来年はぜひ参加したい」という人が多かった。「毎月の集まりには参加できないが、年2回の参加であれば都合がつく」というのが主な理由である。芸術を愛する人の自由な集まり、「たま~と」。多摩区だけでなく、近隣の方誰でも参加できる。皆さんもまず来年3月に開催される「たま学びのフェア」の展示に参加してはいかがでしょうか。一人2点まで出品でき、参加料は一人500円を予定している。連絡先は090-5584-1506北村さんまで。
絵画コーナー2

絵画コーナー2

写真、切りえ、粘土作品、能面コーナー

写真、切りえ、粘土作品、能面コーナー

書の力作コーナー

書の力作コーナー

橋本敏次
シニアリポーターの感想

芸術を愛する人の束縛のない自主的な自由な展示。それが「たま~と」だ。この雰囲気を保って、ますますの発展を期待したい。