シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

シニアの力で 「花と緑」 のかわさき、 持続可能な市民都市へ。

取材日 2012年09月29日(土)

公園緑地協会緑の推進支援課 課員7名

公園緑地協会緑の推進支援課 課員7名

ゴーヤで囲まれたエコな法人建物

ゴーヤで囲まれたエコな法人建物

 「花と緑のかわさき」市内各所で草花の咲いている光景をよく目にする。これらの多くは、シニア(60歳以上・市内に約33万人在住)の有志等により植え替え、手入れが行われている。これは主に川崎市公園緑地協会の指導の基で行われているケースが多い、そこで、この活動の背景、実態をシリーズでレポートする。第一回として(財)川崎市公園緑地協会を取材した。

川崎市は、川崎市環境基本計画(2011(平成23年)年3月全面改定)の中で重点分野として8項目を設定、その中の1項目として「緑の保全・創出・育成」が位置付けられ、4つの重点課題・目標・指標を定めている。
① 緑の保全
② 農地の保全
③ 公園緑地の整備
④ 協働による緑の保全・創出・育成の取り組み

計画では、市・市民・事業者の取り組みを設定し、「地域における多様な緑を持続的に保全・創出・育成していく為には、協働による取り組みと位置付け、推進を図る」と設定している。

川崎市のほぼ中央に位置する、等々力緑地内の東側にある(財)川崎市公園緑地協会を訪ね、花と緑に携わる、公園緑地部 緑の推進支援課 西さん、栗原さんに 話を伺った。
『緑の推進支援課は、「市民の緑化意識の高揚を図り緑豊な潤いと安らぎある街づくりに寄与する」を主な目的としている。市内で緑の活動団体(活動等を行う5人以上の団体が市に登録)は現在223団体あり、その中でも活発な活動を行っている団体は160団体、活動人数は、多い所で70人~80人、平均すると15人くらい』との事。単純計算で約3,300人が活動していることに成る。これは市内シニアの1%にあたり、この活動を行う人達はシニアライフの一部として、ボランテア活動と共に地域コミュニテーの中で花と緑に囲まれ、いきいきライフを送っている事になる。緑の推進支援課は課員7名で、団体への支援・補助・助成を行うと共に講演会、講習会、展示会、その他催し物を行っている。

(財)川崎市公園緑地協会は、この他、川崎市が行う公園緑地事業・都市緑化事業への協力、公園緑地・霊園管理の受託、駐車場・ゴルフ場・その他関連事業の経営他を行い、川崎市民の花と緑にあふれた環境作り活動を支援、実行している。川崎市内7区内で活発に活動している緑の活動団体の内いくつかをレポートさせていただき、今後順次紹介していきたい。

望月正一
シニアリポーターの感想

川崎市の花と緑を一手に引き受け、より良い環境の基で市民が生活出来る様に日々努力している姿はとても頼もしく思えた、又数多くの事業・管理・運営に携わっている事に驚かされた。高齢化社会に進む中で、環境維持・改善に益々期待できる法人と感じた。
(財)川崎市公園緑地協会 緑の推進支援課 (問い合わせ先)
   〒211-0052 川崎市中原区等々力3-12 電話 044(711)6631 FAX 044(722)8410

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