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豊かなシニアライフへの提案

取材日 2012年11月04日(日)

エネルギッシュな田部井さん
エネルギッシュな田部井さん
続々集まる聴講者
続々集まる聴講者
 「シニアのみなさんこれまで培ってきた知識、経験、能力を地域で生かして下さい。コミュ二ティでの活動で生きがいを見つけ、健康づくりをしませんか!」 このような呼びかけで、シニアライフ講演会が開かれた。
第一部は登山家の田部井淳子さんの講演「人生八合目からがおもしろい~輝いて生きる~」、第二部は地域で活動するシニア関連団体との「活動紹介&情報交流の会」となってており、主催は川崎市健康福祉局長寿社会部とNPO法人かわさき創造プロジェクト。

エポックなかはらの会場は満員。田部井さんはTVで拝見している通り溌剌として、声がとてもきれい。聴衆は息もつかせぬ話に聞き入った。 
専門の山登りの話では、「雨具は生死を分ける大事な物。消耗品と心得て、常に新品を用意して下さい」というのが心に残った。
現在73歳のご自身の目標は「各国の最高峰を制覇する」という遠大な計画。また、趣味のシャンソンでは仲間の女性社長の「やるからには目標を持たなければだめ」という意見でグループ演奏会をひらき、大いに楽しみ楽しませていらっしゃるとのこと。
その他、福島の被災者を元気付けるための山へのハイキングの話や、初登頂のころのエベレスト、ゴミがいっぱいの現在のエベレストや各国の珍しく美しい植物などの写真をエピソードを添えて紹介された。一気に話され颯爽と退場。

第二部では15団体からの3分間づつの活動紹介があった。
福祉、介護、環境関連、パソコン相談&勉強会、外国人との交流、山登り、散策ガイド等々。各団体の代表が映像を交え活動の魅力を精力的に説明した。
オペラなどの音楽団体「さえの会」からは、もしかしてあなたの叶わなかった夢を実現させてくれる場所になるかも?のアピールがあった。
参加した女性は「田部井さんは魅力的。たくさんの活動団体を知り何かしたいと思った」男性は「話が良かった。自分が活動的にならなくてはと刺激になった」と感想を話してくれた。
田部井さんの魅力に引き込まれ、気持ちを高揚させた参加者は自身のシニアライフにぐっと前向きになった様子だった。
ゆうやけネットが募集しています。

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活動団体の資料を集めます。

活動団体の資料を集めます。

みろく山の会

みろく山の会

取材同伴者名:石渡一美
勝野井 央子
シニアリポーターの感想

 田部井さんの山、趣味、社会貢献など原稿なしの講演だった。年齢を察するに、脳みその整理がすごいと感心させられた。会場を去る時の脚さばきもさすがでした。(石渡)
 36年前?私は女性隊のエベレスト初登頂の写真展を見ました。日焼けしてもう固まちゃっているような眉間の深いしわの田部井さんの顔に強く強く心を打たれた事を覚えています。それはその登山がどれだけ大変であったかをしっかり語っていました。その後もそんな経験を何度も・・・そして今の田部井さんがいらっしゃるのですね。
田部井さん、本当に元気と勇気を頂く素晴らしい講演を有難うございました。
そして「やるからには目標をもたなくては」なんて・・なんて素晴らしいお仲間なんでしょう!こんなエライ仲間を私も持ちたい。シャンソンもお聞きしてみたい。
色んな団体のリーダーの方々、支えていく方々も偉いと思います。楽しんで仲良く頑張ってください。(勝野井)

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