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戦中・戦後の川崎を伝える!

取材日 2013年03月11日(月)

シンポチラシ表
シンポチラシ表
シンポチラシの中には、沖縄舞踊写真の透かしも
シンポチラシの中には、沖縄舞踊写真の透かしも
 川崎郷土・市民劇の5月上演予定「大いなる家族」は戦中・戦後の川崎を表現した創作劇
大空襲後,焼け跡に建った居酒屋を舞台に物語は展開する。集まって来る客は,様々な悩みを持ち苦境に立たされている。沖縄出身の店主を中心に、お互いが励まし、ひたすら夢を追い続け、生きる。・・・「大いなる家族」上演記念シンポジウムのチラシから一部抜粋・・
21世紀川崎教育フォーラム主催者江頭秀雄氏は日本大震災の被災者に思いを寄せる作者小川信夫氏(青少年演劇作家)は温かい作品に仕上げたと結ぶ。同じ会場では、川崎の無形文化財でもある流美な沖縄舞踊の披露。「大いなる家族」は川崎と沖縄舞踊を理解する良い機会。
 
「戦中・戦後の川崎を語る」シンポジウムは、生きる大切さと、5月上演「大いなる家族」市民劇を盛り上げるものである。コーディネーターは小川信夫氏
パネリスト・斉藤文雄氏(川崎市観光協会 会長)
19453月の東京大空襲では悪魔の煙が多摩川を渡って来る。415日川崎も無差別攻撃を受け、火の海の中、人々は逃げ惑ったと語る。
パネリスト・宋富子氏(文化センターアリラン副館長)
小さいときから貧苦といじめにあう。「在日朝鮮人だけにはなりたくない」の思いから、猛勉強する。朝鮮の理解を深める様々な活動と生きる大切さを述べる。
パネリスト・森山定雄氏(川崎市自冶研究センター理事長)
1945815日太平洋戦争は終結する。小学校35校のうち18校・中学校8校のうち3校が焼失する。授業は2部授業で昭和34年まで続く。生徒の15%が欠食児童で欠席する。しかし、生きることには必死だった。

会場の男性は「今でも民族間の絶え間ない争い、朝鮮やアイヌの言葉が受け入れられない悲しい過去がある。」と答える。
「戦中・戦後の川崎をもっともっと伝えたい!」パネラはむすぶ。
 
青年劇作家小川信夫氏

青年劇作家小川信夫氏

会場はシニアが多い

会場はシニアが多い

5月上演「大いなる家族」チラシ

5月上演「大いなる家族」チラシ

砂田 紘子
シニアリポーターの感想

私も戦争体験者、やはり幼い頃の思い出は戦争の事が多い。近年は日常の豊かさが当たり前だった。しかし3・11からは普通の毎日が感謝なのだと。戦争の事・3・11は絶対忘れない。

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