
- イベントに集まる親子

- 保育園園長とスタッフ
アジサイの花も満開な梅雨の時期に、「親子で、いもほりたいけん」が、高津第一民生委員・児童委員協議会(会長 稲田 次男)主催で、久地梅林近の畑で行われた。招待されたのは、くじ保育園児親子の参加者160人以上で賑わった。
【ジャガイモの香ばしい香りに誘われて】
主催者スタッフはおよそ20数名、早くから準備を進め、開催ころには、試食用のジャガイモが、ふかしあがり、あたりに香ばしい香りが漂う、案内看板も取り付けられた。
開始は10時、雨季には珍しく快晴、国道の向かい側歩道に一行が現れる、列が長く国道を横断するのに4回に別れ信号を渡る。会場に到着だ、出迎えるスタッフが大きな声で「おはようございます」、「今日はお世話になります」と来場者。地域のシニア世代スタッフとの交流が始まった。
【あー!、虫がいた】 全員で畑に突入だ、軍手をはめた手で道具を使わず土をかき分ける、出てくる、出てくる、大小さまざまなジャガイモだ。「あー!、虫がいた」とかわいい大声が突然あがる。開始前スタッフから、「いろいろな虫が出てくるが、中には刺す虫もいるので、絶対に触らないように」の注意もお構いなしである。広々とした畑で土とジャガイモに戯れ、見る見るうちに籠の中はいっぱいになり、スタッフらがせっせと運んだ。
【地域人々の温かさ・優しさ】
くじ保育園、住吉園長は「毎年、地域の保育園にお声を掛けてもらっている。このイベントに、当園は以前から参加させていただき、本当に有り難く思います。ジャガイモ堀を通してスタッフの方々の温さや、優しさを感じ、より地域の方々との距離が縮まる様に思います。」と話された。
1時間も過ぎたであろうか、だいたい堀り終った。参加者は大きな梅ノ木の下で、用意された、ふかしたてのジャガバターに舌鼓をうつ。満足な笑顔と和やかな雰囲気の中、お土産は堀りたてのジャガイモ。「今日はカレーライス・肉ジャガ・をママに作ってもらいな」の声を掛けられ、満足そうな笑顔で会場を後にしていた。 企画責任者で主任児童員の村田さんによると「例年と比べて雨が極端に少なく、ジャガイモの出来が心配でしたが、今年もたくさんの親子に参加してもらい楽しくできました。こうしたささいな活動で地域のつながりが少しずつ出来ていけばいいなと思います」と話す。
このようなイベントを通して、シニア世代と、これからの地域を担う若い親子とのつながりが、一層つよくなる、確かなイベントである。 こうして「親子で、いもほりたいけん」は盛大に幕を閉じた。