質問を受ける高橋氏
熱き想いを語る高橋氏
熱心に聴き入る会員達
傾聴ボランティア「ネットワーク川崎」※主催の公開講座「傾聴ボランティアの意味とこれから」が、エポックなかはら大会議室にて開催された。
講師は高橋俊郎氏、昭和6年生まれの80歳。（警視庁勤務定年後、余命4ヶ月との宣告を受けた大腸癌を克服。支え合って生きる大切さに目覚めて傾聴を学び10年来、ボランティア活動と啓蒙に努め、地域の福祉に寄与している。）
予定の2時間を超えてなお疲れも見せず、講師は体験から見た傾聴ボランティア活動について熱く語った。あごには白いお髭をたくわえ、温和な口元から長年の経験豊かな自信に満ちた言葉がこぼれ出てくるかのようだった。
参加者の多くが、活動の再確認とこれからの指針になる講演だったとアンケートに答えていた。傾聴ボランティア活動の意味
「無縁社会」「孤立」という言葉が飛び交い、助け合いや横のつながりが少なくなり更に、超高齢社会の時代を迎えて、お互いに助け合う共助の心構えが強く求められている。悩みを治すなどの専門性を重視した方法ではなく、人々との交流による話をして心を解放する方法として傾聴ボランティアは時代に即した不可欠な存在である。
これから
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初対面の傾聴力を養う。
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聴き手自身の資質を磨く
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お相手の人間像を掴む
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江戸しぐさは今の傾聴に欠かせない教えがある。
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高齢者ケアのための「回想法」は記憶を司る海馬を経て語る脳の活性化に繋がるので大切な手法。
わ・は・は(話・和・輪）
日々あたらしい体験や、見聞きしたことを記録に残し掲載発行している会報「わ・は・は」を紹介。経験を重ねながらも新しい時事を受け入れて、ご自分の言葉で噛みくだき自身の想いを会場の人々に語り伝えていた。
※傾聴ボランティア「ネットワーク川崎」
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川崎市内の15傾聴ボランティアグループが連携する組織。
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定例会とスキルアップ、公開講座を開催し“心の援助”をするため注意深く耳を傾けて聴き,支え合う社会づくりに努めている。
傾聴ボランティア訪問の要望に対応。
代表 佐山忠正 会員約250余名(平成21年4月発足)
問合せ 市社協ボランティア活動振興センター 電話044－739－8718
荒川洋子
傾聴ボランティア活動にかかわるようになって7年目、迷いと行き詰まりを感じる自分にとって、講師のお人柄の良さと、一つ一つ経験を通してのお言葉に強く心打つものがありました。「継続は力なり。」を痛感、先ずは活動を重ねること！と強くドンと背中を押されたようです。
荒川洋子
訪問者数：3835- 15 拍手
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