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星座は全部でいくつ?

取材日 2013年12月23日(月)

科学館・プラネタリウム

科学館・プラネタリウム

会場とメガスター

会場とメガスター

演奏風景

演奏風景

 プラネタリウムとジャズ、しかもクリスマスイブの前日という設定に誘われ、定員200名の会場は満席であった。「かわさき宙と緑の科学館」での、今年3回目のコンサートだ。7月の「七夕コンサート」9月の「プラネタリウムコンサート」そして今回の「プラネタリウムジャズコンサート」である。会場は年配者が多く、カップルや家族連れも見受けられた。演奏はボーカルがケティー・ケィさん、ギター・原とも也さん、ベース・矢野伸行さん。星の解説は科学館の山口珠美さんが担当した。


ジャズとプラネタリウムのコラボ
星を投影するのは科学館が誇る世界最高水準のメガスター・スリー・フュージョンだ。2012年に導入され、多くの天文ファンを魅了してきた。リクライニングシートを倒すと頭上に満天の星空が出現し、同時に演奏も始まる。全10曲に合わせプラネタリウムが展開する。ブルーハワイの曲に合わせて星座が映し出され、ハワイ島の巨大なすばる望遠鏡が紹介される。またサンタ村の空を投影すると鮮やかなオーロラが出現した。ホワイトクリスマスの演奏時には全天から雪が降り注ぎ、身体全体が雪空に浮上し、吸い込まれるような体感を覚える。自由自在な企画構成が次から次へと展開していく。


星の不思議 
    
曲の合間には山口さんから星座の解説を聞く事が出来た。誕生月に合わせた12星座ぐらいしか聞き覚えが無かったが、星座は全部で88あるとのこと。星をつなぎ合わせ様々な星座の形を描きつつ解説が続く。描かれて初めて名前が理解できるが、紀元前に星座を命名した人たちの想像力には驚かされる。
今、ふたご座の近くに木星が観察されるが、これは12年ごとに接近し、この位置に見えるとのことだ。また北極星の見える位置についても説明があった。地球上のどこに居るかで見える高さが異なり、その角度はその地点の緯度に等しくなるという。赤道付近では0度なので限りなく低く、北極では90度なので真上に見えることになる。

山口さんの淀みない解説とケティー・ケィさんの歌声、次々に現れる星座、イベントの時間は過ぎてゆき、ラストソングも終わる。「また来年会いましょう。」との挨拶に、大きな拍手が続く。「今回初めて参加しましたが、来年も絶対来ます。」と参加者は満足げであった。

かわさき宙と緑の科学館
佐藤政孝
シニアリポーターの感想

モントルージャズフェスティバル・ジャパン・イン・川崎で知られるように、ジャズと川崎との関係はよく知られている。今回のイベントはプラネタリウムとコラボすることで、双方の魅力を身近に楽しもうというもの。思いがけないクリスマスプレゼントとなった。

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