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多摩川美化活動

取材日 2014年06月01日(日)

本部前に集合
本部前に集合
ごみを探そう
ごみを探そう
 多摩川美化活動 熱中症に注意という報道があった6月1日(日)多摩川の川崎側河川敷で36回目となる多摩川美化活動が行われた。5っのブロック(川崎区、幸区、中原区、高津区・宮前区、多摩区・麻生区)に分かれて、青少年育成団体、町内会、自治会、企業、その他の団体が参加。
 今年、中央会場となった幸区では、古市場陸上競技場河川敷が会場で9時開会。川崎市長をはじめ、国土交通省河川事務所長や川崎市美化運動実施幸支部長、県や市の議員などから挨拶。担当職員の諸注意に続いて、参加者を代表して小学生男女の開始の言葉で11時までの作業が始まった。
 ガス橋より下流のゴミ拾い 各グループ、ビニール袋を持って広い河川敷に散開。「ごみを拾う」というより「ごみを探す」といった、きれいな河川敷。地球規模での環境保全の考えが広がり「ごみは持ち帰る」という習慣が定着したのかもしれない。
 それでも参加者は、草叢の中を隈なく探し、拾い集める。この会場だけでも3000人近い参加者の中には、子供会、ボーイスカウト、ガールスカウト、少年野球やサッカーチームなど、多くの子ども達がおり、飛び出す虫に気を取られ、遅れがちになる場面も。見守る大人に囲まれ、嬉々としている。幼児を連れた家族や高齢者も多く、毎年参加の男性は、水もきれいになって嬉しいとニッコリ。また、若いグループは、バーベキューが出来ないのは残念だが、河川敷を守るには仕方がないと納得顔。河川敷がきれいになることが地域の自慢であり、行動する事の喜びを感じた。一方、お互いが協働する機会の少ない多くの団体にとっては、自らの活性化を図り、次代を担う人材の育成にも格好の活動のようである。
 所管部署は市民活動推進課
 主催は、川崎市と川崎市美化運動実施本部。所管は、市民・こども局市民生活部市民活動推進課であり、美化活動の他にも市民生活の向上を目指して推進を図っている。現在の市民・こども局は、市民局から移行して7年目となる。町会や市民活動へ資金の支援など、ハード面に軸足を置いてきたが、様々な市民団体の協働する機会を増やすことや人材育成など、ソフト面での支援を充実させることも重要と考えている。
 リーダーの高齢化など課題もあるが、各団体の特色ある活動を支援し、幅の広い交流が多くなるようにしたいようだ。ただ、方針の違いもあり、同一活動の難しさがある。行政として、どのように関わっていくか、悩むところであり、広く意見を聞きたいという印象であった。
ごみがあったよ

ごみがあったよ

道路際のごみ

道路際のごみ

古市場陸上競技場河川敷
山崎 靖雄
シニアリポーターの感想

 気温も高かったが、参加者の熱い思いを感じることができた。河川敷を使用する市民のマナーはよいが、一般道に面した河川敷には、車から投棄されたものか、気になるごみがあった。

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