
- 慎重に色輪っかをつなごう

- クリップでとめる
天まで届け かわさき色輪っか 7月6日(日)登戸駅から徒歩10分ほどの二ヶ領せせらぎ館で行われた「色輪っかつなぎ」色の力で地域(川崎)を元気にすることを目指して活動している団体「からふる」が企画した新しいイベントで、20色の短冊をつないで1本の「輪っかつなぎ」を作ろうという試みである。
作業は、5月下旬から川崎市と川崎市i関連の機関、市内のNPO法人や活動団体、企業や商店、コミュニティカフェ、保育園・幼稚園、社会福祉法人、高齢者施設などが、それぞれの仕事場を提供し、幼児から高齢者の市民が毎日少しずつ作ったものである。
川崎は南北に長く、地域環境(産業・住環境・住民気質)の差も大きい。一つにまとめようという川崎市民の思 いを、川崎市のオリジナルカラーである「かわさき折り紙」の短冊に込め、色輪っかにつなぐ共同作業を通して市民の一体感と地域愛を育みたい、という壮大な目標である。
色輪っか1500メートル 材料は、20色の「かわさき折り紙」を6等分した2.5cm×15cmの短冊を輪っかにしてつなぐ。これにメッセージを入れてもよい、単純な作業だが根気がいる。おしゃべりをしながら少しずつ短冊をつないできた。どれほどの量が集まるのか不明だったが、完成した時の事を想像することで集中できたという。
当日は、せせらぎ館脇の多摩川河川敷にナイロンの細ロープをジグザグに折り返して、約1500メートルをピンで固定、これに色輪っかを取り付ける作業を手分けして行った。
開会は15時からだが、準備は午前10時から若いスタッフを中心に進めていた。持ち寄った色輪っかをつなぎ、固定されたロープに慎重にクリップで取り付ける。疲れたといいながらも楽しそうな高齢者や色輪っかの間を走り回る子どもたちで活気がある。時折、外れる輪っかもあり、その都度ノリずけ。お天気も良く風も弱かったせいか作業は順調に進む。
終了は、この地域の日没に合わせ19時1分となっていたのだが、17時前に1500メートルに到達。急きょロープを追加して18時30分、2210メートルで全ての色輪っかをつなぐことができた。土手上のギャラリーからも「キレイ」という大喝采。川の流れのように見える20色の短冊が生命を得たように輝き、川崎市を一つにまとめたように見えた。
延べ参加人数は約1000人。いずれはギネスへの挑戦も視野にと、主催者の意気は高い。
【二ヶ領せせらぎ館】川崎市多摩区宿河原1-5-1 電話 900-8386 南武線登戸駅 徒歩10分