
- これが段ボール箱はた織り機

- 元気の出るビタミンカラーで作りました
手作りのはた織り機
はた織り機を手作りしようということで、近隣の主婦4名が集まった。
材料は、A4サイズほどの段ボール箱、ものさし、綿の糸、荷造り用のテープ、フォーク、カッターナイフとはさみである。「まるで荷造りするみたいね」「工作なんて久しぶりだわ」と慣れぬ手つきでカッターナイフを使い、箱に切り込みを入れていく。はた織機と聞くと、たいそう大がかりな物を思い浮かべるが、縦糸を張ったものに横糸を絡められればよいので、仕組みが理解できれば箱や厚紙などでも作ることができる。15分ほどで「段ボール箱はたおり機」が完成した。
まずはコースターを作る
いよいよはた織りにとりかかる。上、下、上、下と順番を間違えないように糸を通し、フォークで整える。キッチリ編んでいると「あんまりギュッとしないでくださいね、畳みたいになっちゃうから」と注意され、緩めに編んでいく。「楽し~い、もう5段もできたわ」「指先を使うからボケないわ」「みんなでおしゃべりしながらできていいわね」とワイワイしながら作業をするともう10センチほどの長さが編みあがった。台から切り離し、縦糸の始末をすると、洒落たコースターの出来上がりである。
素材はなんでも
「織り糸はなんでもいいんですよ」と出来上がったものを見せていただいた。YシャツやTシャツなどを裂いて紐状に紡ぎ、織ったものだという。時間と手間がかかるが、柔らかい温かみのある布になる。つないでバッグにしたり、マットにしたりすると、不要の布が生まれ変わって自分だけのオリジナル作品が出来上がるのである。