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初めての畑仕事

取材日 2014年09月28日(日)

シェア畑
シェア畑
道具置き場
道具置き場

シェア畑とは 野菜作りを始めたい人は多い。近くに適当な場所もなく、指導者もいないため、なかなか実現出来ない。その一方、高齢化で農作業を諦める農家も多い。そんな両者を結びつけるために「シェア畑」という発想が生まれ、株式会社アグリメディアが誕生した。この3年で、すでに首都圏に24か所のシェア畑を持ち、神奈川にも13の農園がある。スタッフは75名、無化学農薬・肥料栽培を掲げている。さらに農作業に必要な道具・肥料・苗・種・水道・トイレまで全てが揃っている。「長靴ひとつでご来園下さい。」という言葉にひかれ、長年の夢の実現にと申し込んだのは「シェア畑 溝ノ口」、新作小学校と杉山神社の中間に位置する畑だ。400平米の畑を55区画に分け、1区画は約6平米、ほぼ畳4畳分になる。

作業手順 アドバイザーから作業手順を聞き、先ずクワを使い「土づくり」を始める。あらかじめ牛フン・鶏フン・油カス等は入れてある。クワの刃30センチを土に食いこませ、空気を充分混ぜて耕す。この作業が思いのほか腰に負担を強いる。次は柔らかくした土で、区画いっぱいに高さ10センチの3本の畝(うね)をつくる。2本の畝を「黒マルチ」という薄いビニールシートで覆う。これは水分の蒸発防止・雑草防止・畝崩れ防止のためだ。成長を予測し、適度な間隔に穴をあけ、用意された白菜やブロッコリー・キャベツの苗を植え、大根の種をまいた。残った1本の畝には筋を付け、小松菜・チンゲン菜等6種類の種をまく。種はペレット種子といって、腐敗防止コーティングされたもの。水をたっぷりやり、シートで畝をおおって終了。これで害虫対策は万全だ。「水は根腐れ防止のため週1回にして下さい。」とのアドバイス。夏野菜と違い間隔をあける事が大事だという。

参加者との交流 1人での参加もあるが、夫婦や子供連れで賑やかに作業をしている区画もある。慣れないせいか小さな畑とはいえ3時間程かかった。見かねてアドバイザーの方が付きっきりで指導してくれる。「午前中からやっているのに、まだ終わらないんです。」と女性の方。「長靴はどこで買いました?」と男性の参加者。「軍手よりもゴム素材の作業手袋が良いですよ。」とアドバイザーの方に教えてもらう。「収穫は年末から年明けにかけて」という。それまで週1回の水やりと雑草取り、ネットに入った虫取り等の作業が続く。年間を通して約20種の野菜を作る予定だ。

問い合わせ 株式会社アグリメディア 0120-936-466  または シェア畑 で検索
      入会金¥5,000 月額¥9,000(地域により差、苗・肥料・用具・指導料は全て込み)

くわで土づくり

くわで土づくり

黒マルチとカバー

黒マルチとカバー

完成!

完成!

シェア畑 溝の口
佐藤政孝
シニアリポーターの感想

感想 スタッフの方は軽くクワを使いこなす。力ではないらしい。ゴルフと同じだなと妙に感心してしまった。こまめに水分補給しての作業であったが、つい夢中になってしまい、終わると達成感と同時にどっと疲れが出た。

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