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青春、あの頃への架け橋 歌声喫茶

取材日 2014年10月04日(土)

スクリーンに映された歌詞

スクリーンに映された歌詞

満員の会場

満員の会場

使用された新宿ともしびの歌集

使用された新宿ともしびの歌集

-歌声喫茶- 
 1955
年に、新宿カチューシャ、灯(ともしび)がオープン。東京を中心に各地に続々と誕生した歌声喫茶も、カラオケの出現で1965年をピークに急速に衰退していった。しかし現在でも当時を懐かしむ年配者を中心に、定期的に喫茶店などの場所を借り歌声喫茶を開いたりして、根強い人気がある。

-イベント会場-
 
その一つである「生田うたごえ喫茶」が設立15周年で100回目を迎え、

記念イベントを開催した。「年配者には懐かしく、若者には新鮮に」をモットーに、歌が好きな仲間が集まり活動を続けている。
 会場となった昭和音楽大学のコンサートホールには、有料にもかかわらず満員の180名を超える人たちが集まった。
 常連は一部で、大多数は地域の情報誌を見て初めて参加した人たちだ。 友人同士誘い合って参加している人、一人で参加している人、なぜかご夫婦連れはほとんどいない。あの頃に青春を謳歌した年代が中心だが、一世代若い層や子供連れ、赤ちゃん連れも見受けられた。全体の8割以上は女性の参加者だ。

 舞台スクリーンにはオーバヘッドプロジェクターで、「新宿ともしび」の歌集(歌詞)が映し出されている。女性司会者のリードで合唱が始まった。伴奏はピアノ、ギターそれにアコーディオン。自然に全員で手拍子を取り会場が一つになる。手作りのイベントだ。
 
 

「カチューシャ」から始まり最後の「今日の日はさようなら」まで2時間半の間に青春時代の思い出の曲、数十曲を歌った。

皆さんの声
 初参加の方たちは「皆で懐かしい曲を合唱するのはカラオケにはない魅力がある。」「歌うことに飢えているのに場所がなかった。今日は大満足です。」「また、このような機会があれば是非参加したい。」、常連客は「うたごえ喫茶の虜になり毎回参加しています。」「皆で歌うと心とからだに活力が湧きます。」
 代表の渡辺さんは、「歌の力で平和な日本、平和な世界を築きたいですね。たくさんの方の参加をお待ちしています。特に男性の方、大歓迎です」


「生田うたごえ喫茶」の活動- 

 場所 : 小田急線 読売ランド駅前 洋菓子店モンタナ(地下)
 日時 : 毎月第3土曜日 1400 1700

 会費 : ¥300 + 飲み物代

 その他: 会員制ではなく自由参加(常連は20名~30名)

 問い合わせ先 渡辺代表 080-3159-6741

 

昭和音楽大学 コンサートホール
松井 洋一
シニアリポーターの感想

 懐かしい歌を聞いていると、いつのまにか取材を忘れて一緒に口ずさんでいた。これだけ多くの初めての人達が参加する歌声喫茶の魅力、カラオケにない一体感を実体験した。青春時代を思い出させてもらったひと時であった。ちょっと若返ったようだ。

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