眼の構造
上野先生と参加者
グランダ生田の居室からの眺め
Q.「誰でも年をとれば目が見えなくなるのですか?」
A.「はい、120年くらい生きればね」
しかし、病気で早くから見えなくなる人もいる。その為には早期の発見と治療が大事である
グランダ生田のオープン記念セミナーには、約40人の方たちが詰めかけた。
7年前から緑内障が進んでいる52歳の女性、白内障の症状が出ている70歳代の男性などなど。
講師は聖マリアンナ医科大学特任教授:上野聡樹氏。
この日は白内障と緑内障についての話があった。
我が国の中途失明の原因には以下の病気があげられる。
1 緑内障
2 糖尿病網膜症
3 網膜色素変性症
4 加齢性黄班変性症
5 高度近視
6 白内障
白内障:多くは加齢によって水晶体が濁る。他に糖尿病、ステロイド薬、外傷、アトピー、先天性風疹症候群など様々な原因がある。
現在では、人工レンズを手術で挿入することで視力を復活できる。
失明原因No1は緑内障である。
自覚症状がほとんどなく知らないうちに視野障害が進行していることが多い。網膜の神経節細胞が萎縮して、見える範囲が少しずつ欠損していく。わが国では40歳以上で20人に1人、つまり5%の人に発症がみられたという大規模調査がある。
以前は高眼圧が重視されたが、眼圧が通常であっても緑内障になっていることが多い。できるだけ早期に発見して治療することが大切である。
血管の状態をそのまま見ることが出来るのは目だけである。目を覗くと眼底の血管が見え、高血圧、糖尿病など色々な病気が発見される。
☆ グランダ生田では「豊かな老後を迎えるために」今後も様々なセミナーを予定している。