1件の事故が減ると3トンのCO2を減らすことができるのです!
というキャッチフレーズに引かれ講座に参加しました。
主催者の川崎市地球温暖化防止推進センターは、首都高速道路株式会社のリポートに書かれていたこの言葉に誘発され、自転車のルールを守って自転車事故を減らす、という身近なことでも、CO2削減につながっていく、(ライフスタイルの変換の一つ)という気づきをお伝えしたくて、今回の講座を企画しました。
神奈川県はワースト5
2015年の神奈川県の交通事故発生件数は全国第5位にランクされている。
高津区内は神奈川県の第4位となっている。
高津区内の人身事故のうち自転車事故が最も多く、次いで二輪車、高齢者となっている。
自転車事故が起きるのは
道路交通法では、自転車は車両と同じ扱いで、車道の左側を走るように決められている。自転車で車道を走ることは“怖い”と感じているため歩道を走って、結果として事故を起こし、自らが加害者になってしまう可能性がある。
歩道を走っている自転車は、交差点では車道に出てくる。ここで自動車と出会い頭の事故が起きている。歩道を走っていると被害者にもなってしまう。
自転車走行は、歩道の方が安心かもしれませんが、車道の方が安全である。なぜなら、ドライバーから見ると自転車は危なっかしいと見えるが、そこが自転車を認知している証拠で、安全の第一歩である。
安全に走るための3ポイント
・ポイント1:自転車は車道の左側を走る。
・ポイント2:コミュニケーションする。
行動を知らせる:確認と合図。自分は行くのか待つのか周りに伝える。
存在を知らせる:夜間はライト点灯
危険予測:駐車車両があったら間隔をあける、速度を落とす。
・ポイント3:自動車もルールを守る。
違法駐車が自転車を危険にさらす。制限速度を守る。
川崎市の交通環境対策
エコドライブを推進しており、事業者には「エコ運搬制度」、ドライバーに
は「エコドライブ」の普及啓発を進めている。
エコドライブを実施すると、
環境には:二酸化炭素・大気汚染物質の排出が減り、地球にやさしい
(年間CO2排出量252㎏削減)
安全には:安全運転につながり事故が減る(交通事故数が30%減少)
節約には:燃費が向上して、燃料を節約できる(年間14,700円お得)
エコ運搬制度
川崎市の事業者が、取引先事業者に対してエコ運搬の実施を要請する。
・エコドライブの実施とエコドライブの実施を宣言する旨の表示
・自動車社NOx・PM法の車種規制不適合車の不使用
・低公害・低燃費車等の積極的な使用
エコドライブとは
自動車公害対策に関するサイト「九都県市あおぞらネットワーク」のエコドライブについて http://www.9taiki.jp/eco/eco_drive/index.html 参照
取材リポート「エコシティーかわさきのために」関連
http://www.kawasaki-senior.com/report/index.cfm?action=detail&report_id=308
首都高速道路株式会社の展示物
エコドライブ宣言ステッカー
エコドライブパンフ(川崎市作成)
シニアが中心の自転車サークルでポタリングを楽しんでいますが、自転車と自動車の事故がCO2に関係しているとは考えたこともなかった。
日頃、自転車を利用して行動しているが、ルールを守り走行しなければと感じたところです。