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自転車のルールを守りCO2を減らそう

取材日 2015年01月24日(土)

受講風景
受講風景
「自転車ルール教本」(持続可能な地域交通を考える会編)の一部
「自転車ルール教本」(持続可能な地域交通を考える会編)の一部

1件の事故が減ると3トンのCO2を減らすことができるのです!
 というキャッチフレーズに引かれ講座に参加しました。
 主催者の川崎市地球温暖化防止推進センターは、首都高速道路株式会社のリポートに書かれていたこの言葉に誘発され、自転車のルールを守って自転車事故を減らす、という身近なことでも、CO2削減につながっていく、(ライフスタイルの変換の一つ)という気づきをお伝えしたくて、今回の講座を企画しました。


神奈川県はワースト5

 2015年の神奈川県の交通事故発生件数は全国第5位にランクされている。
高津区内は神奈川県の第4位となっている。
高津区内の人身事故のうち自転車事故が最も多く、次いで二輪車、高齢者となっている。


自転車事故が起きるのは

道路交通法では、自転車は車両と同じ扱いで、車道の左側を走るように決められている。自転車で車道を走ることは“怖い”と感じているため歩道を走って、結果として事故を起こし、自らが加害者になってしまう可能性がある。
歩道を走っている自転車は、交差点では車道に出てくる。ここで自動車と出会い頭の事故が起きている。歩道を走っていると被害者にもなってしまう。
 自転車走行は、歩道の方が安心かもしれませんが、車道の方が安全である。なぜなら、ドライバーから見ると自転車は危なっかしいと見えるが、そこが自転車を認知している証拠で、安全の第一歩である。


安全に走るための3ポイント

・ポイント1:自転車は車道の左側を走る。
・ポイント2:コミュニケーションする。
行動を知らせる:確認と合図。自分は行くのか待つのか周りに伝える。
存在を知らせる:夜間はライト点灯
危険予測:駐車車両があったら間隔をあける、速度を落とす。
・ポイント3:自動車もルールを守る。
違法駐車が自転車を危険にさらす。制限速度を守る。


川崎市の交通環境対策

 エコドライブを推進しており、事業者には「エコ運搬制度」、ドライバーに
は「エコドライブ」の普及啓発を進めている。
 エコドライブを実施すると、
 環境には:二酸化炭素・大気汚染物質の排出が減り、地球にやさしい
(年間CO2排出量252㎏削減)
 安全には:安全運転につながり事故が減る(交通事故数が30%減少)
 節約には:燃費が向上して、燃料を節約できる(年間14,700円お得)

 
エコ運搬制度
 川崎市の事業者が、取引先事業者に対してエコ運搬の実施を要請する。
 ・エコドライブの実施とエコドライブの実施を宣言する旨の表示
 ・自動車社NOx・PM法の車種規制不適合車の不使用
 ・低公害・低燃費車等の積極的な使用


エコドライブとは

  自動車公害対策に関するサイト「九都県市あおぞらネットワーク」のエコドライブについて  http://www.9taiki.jp/eco/eco_drive/index.html 参照


取材リポート「エコシティーかわさきのために」関連

http://www.kawasaki-senior.com/report/index.cfm?action=detail&report_id=308

首都高速道路株式会社の展示物

首都高速道路株式会社の展示物

エコドライブ宣言ステッカー

エコドライブ宣言ステッカー

エコドライブパンフ(川崎市作成)

エコドライブパンフ(川崎市作成)

川崎市
秋山 勝行
シニアリポーターの感想

 シニアが中心の自転車サークルでポタリングを楽しんでいますが、自転車と自動車の事故がCO2に関係しているとは考えたこともなかった。
 日頃、自転車を利用して行動しているが、ルールを守り走行しなければと感じたところです。

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