市内でも卓越した組織力で運営
高津区に男女混成のハワイアンバンドがある。フラダンスのグループとコラボなので、一層楽しく華やかだ。この一団は「NPO法人高津総合型スポーツクラブSELF」の「フラ&ウクレレ教室」で活動をしている。同法人は、多彩な人材の組織力で運営されており、高津中学が拠点。学区の成人・子どもが会員登録すると、40ものプログラムに自由参加でき、文化・スポーツを学び楽しむことができる。
グループ名は「マイカイオハナ」
セルフの副理事長でクラブマネージャー、バンドのメンバーでもある菊地正さんに「楽しく集まりましょう」という意味のハワイアンを楽しむ会についてたずねた。
毎週火曜日夜7時から、高津中学武道室にて練習をしている。レパートリーも40曲ほどある。イベント出演では、ワンステージ10曲くらいが多い。近々には、新横浜のホテルで行われる企業のパーティーに出演が決まっている。バンドの男性陣はシニア世代であるが、女性陣は現役世代の若手である。
何故ハワイアン?
セルフのプログラムを決めるときに、音楽を入れようとなり、なら誰でも楽しくなる「ハワイアン」に、となった。そしてメンバーを募集して8年、今日に至ったと菊地さんは話す。
若い時に楽器をいじっていた人も、入会してから楽器に触ったという人もいて、バンドの経験者はいないというが、努力がチームワークにつながっている。また生演奏で練習できるダンサーも恵まれている。
フラの踊り手は小学生から90歳の女性が約20名。指導を行うのは、ハワイで本格的にフラダンスを学んだ経験を持つ女性。バンドでベースも担当しており、本業は会社員だ。約2時間の練習は私語もなく、しかし楽しそうに集中し、豊かな時間を老若男女が共有している光景は、見る者までをいざなう。苦労を聞くと「新曲の覚えがわるくなった」そうだが「ステージの達成感が幸せ」だという。
【参考】
NPO法人高津総合型スポーツクラブSELF:キッズから障がい者・高齢者まで入会可能。
入会案内、一週間のプログラム等は下記ホームページ参照。http://selfdayori.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
ハーモニーも美しく~
音響機材はマニアがいます
武道室の畳の上で練習
ゆったりとした、メロディーとリズムは昭和育ちの日本人の心には染み込んでいる気がします。2回にわたった取材ですが、90歳のダンサーにはお会いできませんでした。ほとんど皆勤の方だそうですが、残念でした。