今回のIn Unity 2015は、2000年に第1回が開催され、今年は16回目である。
開催当初は参加団体も少なかったが、会を重ねるごとに参加団体は増え、今回は17団体となった。
イベント実行委員会の代表,反町 充宏委員長は、「In Unityを音楽のまち・かわさきを代表する音楽イベントにしたい」との力強い決意を示してくれた。
「歌とダンスの祭典」で演奏・演技された一部を紹介する。
まちに響くゴスペルコーラス
中原区民を中心にした一般応募で集まったコーラス隊が今年もやってきた。一番若いメンバーは小学生で、最高齢は80歳超。総数90名で昨年12月初旬から4回の練習を川崎市役所および中原区役所内の部屋で行ってきた。歌った3曲のうちのひとつ「Because Of Who You Are」では小学生4名が歌のリードをとり、曲に新鮮で可愛い雰囲気がでていた。シニアの方々もこの子たちに声を合わせた。何よりも90名がひとつになって楽しく歌っていたのがよかった。
「いろいろな人と声を合わせることができすごく楽しく、達成したという充実感があった。来年も必ず来ますよ」とのシニア男性(65歳)の言葉が印象に残る。
体の芯に響く和太鼓の競演
地元中原区でも人気の和太鼓チーム「和太鼓祇園」。女性、男性がいくつかの島ごとに和太鼓を囲み、太鼓を打ち鳴らし、まるで太鼓の音で掛け合いの会話をしているような雰囲気である。徐々に演奏は盛り上がり気分はクライマックス。見ている方も体ごと太鼓のリズムに乗せられているようであった。
ポーズが決まった!小学生チアリーディングチーム
チアリーディングは一般的には高校生以上が取り組んでいる姿を目にする。この小学生によるチアリーディングは「ジュニアチアリーディングチーム REGULUS」という名で活躍しており、年少ということを感じさせないレベルの高い演技であった。次々に組立の技を決めていく姿はかわいらしくもあり、大きな拍手を呼んでいた。
ここに紹介した3件の他に14グループの演技が披露された。開催時間は6時間を超えたが、多くの観客が最後まで応援していた。
威勢のいいポーズが決まった!
華麗なるエンディング
レポーター自身もゴスペルコーラス隊に参加したが、お互い近くに住みながら顔も名前も知らないコーラスメンバーと知り合いになれたことは嬉しかった。