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初夏の水辺&丘陵ウォーク

取材日 2015年05月19日(火)

多摩区の三沢川
多摩区の三沢川
稲城市の三沢川
稲城市の三沢川
 「多摩区、麻生区、稲城市、調布市の丘陵や川辺を歩きませんか」という呼びかけの「多摩区周辺ウォーク(全5回)」に参加した。
主催は多摩区周辺ウォーク実行委員会、後援は多摩区観光協会である。
第1回は「三沢川の源流を訪ねて」13km、参加者は全員シニア世代37名。
三沢川に沿って稲田堤、稲城市、黒川の山野を歩いた。滴るような新緑の中、初夏の花々や鳥の歌声を愛でながらのウォークは幸せ感いっぱいだった。
上谷戸(かさやと)親水公園
稲城市坂浜で街道筋の奥さんが教えてくれた山の抜け道をちょっと下ると歓声が上がった。眼前に、3連アーチ橋脚の上谷戸大橋が現れ、その下に里山風の親水公園が広がっていたのだ。水車が回っている。紫と黄の菖蒲が咲いている。人々が高低のある広い草上に三々五々憩っている。
望遠レンズのカメラを構えた人がたくさんいる。鷹やハヤブサの仲間の長元坊(ちょうげんぼう)を撮影しているのだ。薄茶色の長元坊は、枝に止まったり、飛んだりしていた。3組が橋脚に住みつき、もうすぐ子育てが始まるそうだ。
公園を後にさらに進む 三沢川は小川となり、白とピンクの二色(にしき)うつぎなどの灌木が茂る湿地には蛍も棲むと言う。その先は道もない山なので水源までは行けない。
若葉台公園
本道に戻り少し行くと、景色が一変。谷全体が芝のひろばとなり、丘の上に高層マンションが見えた。長いなだらかなスロープを登りきると、そこは、マンション群、テニスコート、クラブカフェ・・・全く人工的なニュータウンであった。「知~らな~いま~ちを歩い~て♪」突然、男性が歌い始めた。
黒川
もう一つの三沢川水源は明大黒川農場の山奥で、こちらも行き着くことはできない。黒川は登戸や生田の畑と異なり本当に山深い農地である。赤い実がたくさんなっていた。「グミかしら?」「さくらんぼよ」ついつい手を伸ばし口に入れると甘い。「大丈夫かしら?死んだりして」と会話もはずむ。
セレサモス
「新鮮だけど安くはないのね」と参加者は、大根、ブロッコリー、芍薬の花などを購入。豊かな満足感での終わりも悪くない。
☆    上谷戸親水公園への行き方
バス:小田急はるひ野駅から、南多摩駅行き小田急バスに乗り、上谷戸親水公園で下車。
徒歩:京王若葉台駅、小田急黒川駅、同はるひ野駅から約25~40分。
上谷戸親水公園

上谷戸親水公園

子がも 母さんは傍にいるけど父さんは何処

子がも 母さんは傍にいるけど父さんは何処

若葉台公園

若葉台公園

稲田堤~稲城~黒川
勝野井 央子
シニアリポーターの感想

 小人数の和やかな、楽しいウォークだった。多摩区の三沢川は下流なので、コンクリートでしっかり整備され、稲城市の三沢川は水辺の木や草が自然のまま。
稲城市役所のPRチラシを見、歩いたことで稲城市の素晴らしさに目覚めました。近場にこんなに素敵な公園がたくさんあるなんて!
次の6月の調布市ウォークが楽しみです。

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