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位置について・・・よーい・・・ドン ~神奈川マスターズ陸上競技選手権大会開催~

取材日 2015年06月20日(土)

100m全力疾走

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遠くへ 遠くへ

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「次の目標は全日本選手権」ですと語る山崎さん

「次の目標は全日本選手権」ですと語る山崎さん

620日(土)藤沢市の県立体育センターにて第32回神奈川マスターズ陸上競技選手権大会が開催された。

 

マスターズ陸上とは

 

マスターズ陸上は、元々中高年が対象であったが、現在満年齢18歳以上の男女に参加資格があり、25歳以上は5歳きざみのグループに分け、グループ内で各参加者が選んだ競技種目に取り組むというスポーツである。

今大会については、トラック9種目、フィールド7種目に県内から約290名、県外からは約180名が参加した。

今回の参加者は、18歳から80歳代までと幅広い。

練習は各自が行うが、年2回程度の合同練習会が開催される。県の記録会および選手権大会については年に3回程度開催される。会員は他の都道府県大会、関東大会、東日本大会、全日本選手権大会さらにはアジア、世界選手権大会にも出場することもできる。

 

挑戦することが楽しい

 

マスターズ陸上を始めるのは、学生時代などに陸上競技の経験のある人がほとんどなのか。現在、棒高跳びや混成競技などいくつかの種目において日本記録を保持する山崎真千子さん(54歳、横浜市在住)に聞いた。

「学生時代に陸上競技経験のない方もたくさんマスターズに参加されています。好記録を出される方も多いですよ」とのこと。

 陸上競技を続ける理由について、山崎さんは「記録に挑戦するということが楽しいんです。少しずつでも記録が伸びて目標に近づくと頑張れます」と語ってくれた。

 

それぞれの思いで参加

 

 マスターズ陸上の目標とするところは、「記録を狙う」もよし「健康維持」や「仲間づくり」などそれぞれの考えに合わせて参加すればよいというものだ。

 今回の大会を見ていても、普段の練習では顔を合わすことのない選手たちが、大会への参加を通して親しくなり、あちらこちらで談笑する姿が見受けられた。

 

今大会の新記録

今大会では、年代別マスターズの日本新が2、大会新が31、県新が4生まれた。

ちなみに日本新は800mと1500mで両方とも18歳の新進気鋭の男子が打ち立てた。大会新は、男子は29歳から85歳で記録数は16、女子は38歳から80歳で記録数は15であった。

記録の詳しい内容については、下の神奈川マスターズ陸上競技連盟のホームページを参照。

 

神奈川マスターズ陸上競技連盟ホームページ

http://kanams.jp/?p=1453

神奈川県立体育センター(藤沢市)
新谷昌己
シニアリポーターの感想

マスターズ陸上は幅広い年齢の人が競技に取り組んでいるが、競技経験がない人が意外に多いというのは想定外であった。陸上競技といえば肉体的にはハードと言われるが、100歳以上の人もマスターズのメンバーとして活躍していると聞いてさらに驚いた。

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