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元気、はつらつ!ラジオ体操で爽快な一日を

取材日 2015年07月22日(水)

早朝の公園は清々しい

早朝の公園は清々しい

体操中に見上げた青空

体操中に見上げた青空

木々の中でのラジオ体操は爽快です

木々の中でのラジオ体操は爽快です

ラジオ体操のすすめ
朝の公園は、ちょっとした大人の社交の場である。6時を少し過ぎたころから、犬を連れている人や散歩途中の人が、集まってきて挨拶を交わしている。
「新しい朝が来た、希望の朝だ」とラジオ体操の歌が始まると、ブランコの周りやベンチ、木の下で話をしていた人々がそれぞれにラジオの方を向いて体操の準備を始める。ピアノの音とリードする声に合わせて軽い準備運動の後、ラジオ体操第一と第二、10分ほどの体操なのだが、手を広げて天を仰げば青空が、胸を大きく広げ、深呼吸をすると朝のさわやかな空気が、そして草木の朝露がかすかに香る。寝起きの身体に自然のエネルギーを取り込む気持ちで行うと元気がみなぎってくる。

毎日続くラジオ体操
井田公園は中原区の南側、矢上川沿いにあり、昔の土手だった頃の桜の木の何本かが移植されていて、桜の名所としても親しまれている。
ここでは、1年中欠かさずラジオ体操がつづけられている。会の名前があるわけでもなく、代表もいない。ラジオを持ってきてくれる人がいるというだけで、もう10数年続いている。年をかさねるにつれ人数が増え、今では30名くらい集まるようになったそうだ。
「冬、暗くても、6時半になると人が集まってきてね。元旦は、終わった後に近くの山まで初日の出を見に行くのが恒例になったよ」と話していた。参加者は70代から80代の人が多い。「あの人がまだ頑張っているのだから、自分も頑張ろうと自分より年上の人を見て励みにしている」「この公園は木もあるし、風が抜けて気持ちがいい」「散歩のコースに入っているので日課になっている」と参加者の思いは、さまざまだ。近隣の人ばかりではなく、日吉や子母口から30分ほどかけて歩いてくる人もいた。ラジオの放送が終わると「また明日ね」と解散していった。

中原区井田公園
内田恭子
シニアリポーターの感想

感想
ラジオ体操は、子どもの夏休みの行事だけではないことを知りました。外での体操は本当に気持ちの良いものです。ラジオ体操が終わった頃には公園のセミが一斉に鳴き始め、暑い一日が始まる予感がしました。帰り道、近くの農家で、朝もぎのきゅうりを分けてもらいました。「早起きは三文の徳」とはよく言ったものです。早起きした日は、また参加しようと思いました。

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