オ・ソレ・ミオ 見事でした
「お椀だせ、茶碗だせ」と歌う聖者の行進
久しぶりにお嫁さんに連れてきてもらいました
川崎童謡の会9月例会が10日高津市民館ホールで開催されました。
今回は、廣末和史氏(ピアノ)、長谷川幹人氏(エレクトーン)オペラ歌手の金山京介氏(テノール)の若手男性3名で結成されている男子(だんご)3兄弟と、そのお友達の大田翔氏(テノール)が加わり、「だんごが奏でる あの歌・この歌・どんな歌?」と題したもので、童謡の会ではお馴染みの人気のプログラムです。
銭形平次の歌も童謡?
コンサート前半は、「桃太郎さん」、「花咲爺」など、昔懐かしい童謡を全員で歌ったあとに、「宵待草」、「初恋」、「翼をください」と美しい日本の歌曲を聴かせてくれました。その他にも「銭形平次」「水戸黄門」「大岡越前」など盛りだくさんの音楽で楽しませてくれました。
付添のお嫁さんも一緒に楽しんでます
会場は60代70代の女性が大半をしめていますが、付き添いで来たのか、若い人の姿もちらほら見受けられます。休憩時間のロビーでは、旧知の再会を喜び合う高齢の人がいました。「今日は、お嫁さんに付き添ってもらって久しぶりに来たの。すごーく楽しいの」「おばあちゃん、大きな声で歌っていてね、私も一緒に全部歌っちゃったわ」と仲良く話をしていました。
さすがです。本格的オペラに感動
後半は、フォスターの「おおスザンナ」、「故郷の人々」、「オールドブラックジョー」などのアメリカ民謡を歌ったり、または、お椀と茶碗を持って、「聖者の行進」を歌うなどお茶目なパフォーマンスも。
その後コンサートも終わりに近づき、エレクトーンとピアノで「ニューシネマパラダイスメドレー」が始まると、会場は静まりかえり、演奏に聴き入りました。
さらに、オペラ、トスカから「星は光りぬ」、歌曲「グラナダ」の歌唱は、オペラの一場面を見ているかのようでした。アンコールの「オーソレミオ」を歌い終わると客席からは「ブラボー」の声がかかり大興奮、たくさんの拍手に包まれました。
次回は、10月14日(水)ソプラノオペラ歌手の関定子さんによる「定子劇場」、多くのファンがいて、毎回大人気だそうです。チケットは好評発売中。詳細は下記へお問い合わせください。
川崎童謡の会事務局(TEL・FAX 044-434-6417)吉井
全席自由席 前売り:2,500円 当日:3,000円 (会員は500円引き)
付添の方には、割引がありますので、事務局にご確認ください。
感想:
「介護の必要な方の付添人のチケット代は半額になりますので、家にいるおじいちゃん、おばあちゃんもお洒落をして、ご一緒にお出かけ下さい」「是非、本物の歌と演奏を楽しんでください」と童謡の会の吉井さんは語っていた。このサービスを利用していると思われる人もいました。
童謡の会、スタッフは全員ボランティアで、会場やホールはアットホームで明るい雰囲気でした。終演後、出演者が発売したCDにサインをしたり、握手に応じていました。今回出演していた若い音楽家のこれからもおおいに楽しみです。