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えー、ホントかな!そんなに若返るの

取材日 2011年09月13日(火)

 筋トレによって脳と体を鍛え若さを保つことができるが、同時に「医食同源」という言葉が示すように病気を予防し若さを保つためには日頃からバランスのとれた食材をとることが不可欠である。以下に脳と体に大事な代表的な栄養(食材)と病気別運動療法を紹介する。

脳と体に大事な栄養(食材)について

*セサミン:ゴマに含まれるセサミンは、皮膚や肝臓、血管などのあらゆる細胞に害を及ぼす活性酸素を除去し、肝機能を高め脂肪肝やガンの予防に効果がある。

*カテキン:緑茶に含まれるカテキンは、抗酸化作用により体内の細胞を守る。高血圧や糖尿病の予防に役立つ。血中の脂質を正常に保つ作用がある。

*硫化アリル:ネギ、ニンニク、玉ねぎ等に含まれる硫化アリルは、血液の凝固を遅らせサラサラにする。慢性疲労や筋肉疲労の回復に役立つ。糖尿病、高血圧、動脈硬化、ガン等の予防に効果がある。かぜの予防などにも有効である。

*リコピン:トマト、スイカ、赤ピーマンに含まれるリコピンは、活性酸素を除去し動脈硬化やガンの予防に効果がある。また、血糖値を改善し糖尿病を予防する。

*タウリン:カキ、イカ、タコ、サザエ、ホタテ等に含まれるタウリンは、肝細胞の再生を促す作用があり、コレステロール値が下がり胆石や動脈硬化などを予防する。

*アントシニアン:ブルーベリーや黒豆等に含まれるアントシニアンは、目で物を見る機能を向上させ、老人性白内障の原因となる活性酸素を抑える作用がある。

葉酸:ほうれん草、菜の花、レバー等に含まれる葉酸は、赤血球の合成に不可欠な成分で貧血の予防には欠かせない。不足すると、うつ状態やイライラ、不眠をまねくといわれる。

*ナットウキナーゼ:納豆に含まれるナットウキナーゼは、血栓溶解作用や血液サラサラ効果があり、脳血栓など血管の病気に効果がある。

*ムチン:山芋、なめこ、オクラ、里芋などに含まれるムチンは、細胞を活性化し老化防止、若返り、体力増強に役立つ。風邪やインフルエンザの予防、また消化作用により便秘改善に効果があるとされる。

 

病気別運動療法について

*ガン:ガン細胞は体温が35度前半で最も増殖する。筋肉を鍛えて体温を上げガン細胞の増殖を防ぐ。運動時間帯は午後3時から5時が最適。

*糖尿病:夕食後1時間ぐらい経過して運動(筋トレ、ウォーキング等)する。全身の筋肉を使うと筋肉の中に糖が取り込まれ血糖値が下がる。

*脳梗塞・心筋梗塞:暖かい時間帯に空腹にして、水分を取りながら20分以上ウォーキングする。血管を太くし血流をよくすること。

*高血圧:リラックス状態を心がけ塩分を控える。13g以下であれば高血圧にならない。水分を取りながら20分以上の運動を習慣化し、血管を太くする。

成人病の4大疾病の運動療法を簡単に紹介した。

次回はこの教室の主眼である筋肉トレーニングのやり方を紹介する。

中島正嗣
シニアリポーターの感想

人のお世話にならずに健康に過ごすためには、筋トレはもちろんのこと同時に症状に合った食材をとることが大切だと思った。医食同源を肝に銘じて食事に留意していきたいと思った。

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