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「しんゆり・芸術の町」の拠点 アートセンター

取材日 2016年03月24日(木)

アートセンター
アートセンター
アルテリオ小劇場
アルテリオ小劇場
 文化・芸術関係者が多く住み、昭和音楽大学、日本映画大学がある「新百合ヶ丘」地域は、市民による文化芸術活動が盛んである。
「KAWASAKIしんゆり映画祭」「麻生音楽祭」新しくは「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」など。
「しんゆり・芸術のまち」振興の拠点として2007年にオープンした川崎市アートセンターは、小田急線新百合ヶ丘駅北口より徒歩3分の所にあり、アルテリオ映像館アルテリオ小劇場、その関連施設を擁する。
運営は現在、公益財団法人川崎市文化財団、学校法人東成学園昭和音楽大学、学校法人神奈川映像学園日本映画大学の共同事業体が行っている。

アルテリオ映像館 
世界の映画の新作懐かしの名画を上映。特にミニシアター系の映画は都心まで行かずに楽しめるので近隣の映画ファンには有り難い。時に、監督、出演者、製作スタッフ、映画評論家などを招いてのトーク、目の不自由な方にイヤホンガイド付き作品の上映、子ども向け(アニメーションなど)大人向け(3分間ビデオ制作入門講座)の映像ワークショップも行っている。

アルテリオ小劇場

ここが主催する公演を「しんゆりシアター」と名付け、公共の劇場でのプロの演劇やミュ―ジカルを、主に地域住民が鑑賞する地域劇場を目指している。
これまで2012年から上演してきた演劇やミュージカルは、
「青い鳥」台本&演出:斉藤理恵子氏
「ロック・ザ・フィガロ」「ロスト・フォレスト」「母さん」演出:横山由和氏
「わが町しんゆり」「ザ・チェーホフ」演出:ふじたあさや氏 などなど。

ヴェローナ物語のけいこ風景
来る4月26日~5月3日には、アルテリッカしんゆり2016のプログラムの一つ、「ヴェローナ物語」を上演する。モリエール作「ドン・ジュアン」とシェイクスピア作「ロミオとジュリエット」とを和製オリジナルミュ―ジカルの名手横山由和氏がコメディミュージカルに仕立てた。
演じるのは、放蕩者ドン・ジュアンの個性派萬谷法英さんはじめ、横山氏の指示に即妙に応じる「しんゆりシアターミュージカルカンパニー」のメンバー。
けいこはまだ始まったばかり。手直しをしながらの段階である。
退場するモンタギュー夫人にドン・ジュアンが投げキッスすると入れ違いに登場した女中がキャッチ「食え!」と演出の横山氏女中、キッスをパクリ、モグモグ
二つの悲劇がどんな喜劇に変身するのか? 観て、聴いてのお楽しみ。

チケット販売:アルテリッカチケットセンター TEL:044-955-3100
アートセンター、昭和音大など。近くのセブンイレブンでもOK。
全席指定:一般3800円、学生2000円 詳しくはかわぽのおすすめイベントをご参照下さい。 
右端 演出の横山氏

右端 演出の横山氏

左 ドン・ジュアンの萬谷さん

左 ドン・ジュアンの萬谷さん

決闘シーンにも熱が入る

決闘シーンにも熱が入る

取材同伴者名:吉川 眞沙美
昭和音大北校舎の地下スタジオ
勝野井 央子
シニアリポーターの感想

 しんゆりシアターでは過去に「ロスト・フォレスト」と「わが町しんゆり」を見ました。
「ロスト・フォレスト」は途中まで何が何だか分からず、3分の2くらいから分り始め、最後にどどっと感動が来ました。
「わが町しんゆり」も懐かしさいっぱいの劇でした。
生身の人間の演技、生の音楽、美しい照明…贅沢な空間です。
多くの人に、生の演劇体験をしてほしい。客席で一心に舞台に見入って欲しいと思います。
勝野井 央子

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