“地域福祉と地域資源をもっと身近なものにするために”を主題とした、みやまえ区民会議の取り組みを体験する企画に参加した。
これには二つの企画があった。
企画① 「まちの魅力を訪ねて謎を解こう」
企画② 「ほっとやすらぎステーションを拡げよう」
そのうちの企画①に参加し小学生を含めて11名の参加者があった。
今回はスマホを使ってバス停に貼ってある二次元コード(QRコード)から、最寄りの魅力スポットへの道案内や情報を掲載したサイトにアクセスし、現地まで向かう体験をする。
11時 バス停「能満寺」集合
早速QRコードを読み込みスマホを見ながら出発する。
能満寺を一周して今回のメーンである影向寺(ようごうじ)に到着。ガイドの川崎市教育委員会文化財課埋蔵文化財担当・栗田さんが待機していた。
2015年に国史跡に指定された橘樹官衙(たちばなかんが)遺跡群の影向寺
企画①のもう一つが「みやまえハテナノタネ」の影向寺版。クイズ形式の問題がプリントされたリーフレットを使い5つの質問に答えを書き込むというものです。
答えをみつけるには境内を歩きそれぞれの標識を見ながら、そこから答えを探す必要があり勉強になります。
今回は特別に安置堂の扉を開けて頂き、「木造薬師如来両脇侍像」(国指定重要文化財)の薬師如来、日光・月光菩薩が安置されているのを見ることが出来ました。
影向寺クイズの後は橘樹官衙遺跡群クイズ
7つの質問、例えば
1.官衙や郡衙は現代でいえばどんな場所? 4.この頃の税金といわれた物は? 7.館(たち)は今でいえばどんな施設? 等々。答えは イ~二 の選択形式で。
ガイドの栗田さんの解説を聞きながら、自分で考えて答えを出す。
栗田さんは橘樹官衙遺跡群の調査に直接関わった方で、とても分かりやすく解説された。今後、橘樹郡衙跡と影向寺でその場に立ち、スマホやタブレットを用いて当時の建物を復元した様子をみる事ができる、と話していた。
“ハテナノタネ” 行先とQRコードつきバス停
影向寺→バス停=上野川・能満寺、馬絹古墳→バス停=馬絹神社前・金山、等覚院(とうがくいん)→バス停=五所塚・神木不動、平瀬川→バス停=蔵敷、飛森谷戸(とんもりやと)→バス停=初山、南野川ふれあいの森→バス停=稲荷坂
企画内容の問い合わせ先:宮前区役所まちづくり推進部企画課 TEL:044-856-3136
HP:「みやまえ魅力スポット」で検索
影向寺のハテナノタネ
橘樹官衙遺跡群クイズ
栗田学芸員による橘樹官衙遺跡の説明
タイトルは発行されているチラシより引用しました。
スマホやタブレットで行先を案内して貰うということを他の場所でも試してみたい。橘樹官衙遺跡群は発掘に直接関わった人の解説があったからこそ歴史の知識が乏しくとも楽しめたと思った。
小学生も楽しみながら歴史を学べたようでした。今後もこの企画は継続するとのこと。
魅力スポット巡りの後は宮前区役所で、企画②のコミュニティカフェ・認知症カフェに取り組んでいる人達との交流会に参加。