ヤマザキナビスコカップ予選第2節、川崎フロンターレ対アビスパ福岡戦が、3月27日(15時キックオフ)、等々力競技場で行われた。お昼ごろからブルー・黒・白の縦じまのユニフォームを着たサポーターが、武蔵小杉や武蔵中原から長い列を作り、続々と等々力競技場に集まってきた。
競技場前のフロンパークでは、富士通スタジアム川崎PRイベント「アメフトーーク」と題したイベントも開催され、川崎のアメフトチーム「富士通フロンティアーズ」が等々力に登場。お天気の良い日曜開催のため家族づれも多く、アメフト体験コーナーなど、フロンティアーズの選手と交流したり、テントで提供している「トドロキグルメ」を食べたり、試合開始までの時間を楽しんでいた。
新しくなった等々力競技場は、2015年等々力競技場メインスタンドが完成。2008年「市民が愛着と誇りを持てる安全で快適なスタジアム」を求める署名活動から始まり、ファン・サポータ、市民の声が形となった。外観は明るいグレーで、上部のせり出した部分は白木の様相、27,000人ほど収容できるという競技場は、存在感がある。まるで豪華客船が停泊しているようである。
13時を少し過ぎると、ファンが待つゲート脇に選手を乗せたバスが到着し、観戦初心者でも気分が盛り上がってくる。
さあ、「2016川崎フロンターレ ポケットガイド」を手にいよいよ入場、ゲートから広い階段を上ると風が吹き抜ける。メインスタンド1階は、落ち着いた年齢の方たちが割合多く、車いす用の席も用意されている。ご夫婦でいつも来る方もいるそうだ。
このガイドブックには競技場内の案内の他に顔写真入りの選手一覧、観戦マナーやルール、初心者向けの楽しみ方が書かれていて、にわかフロンターレサポータには必読。
試合開始1時間前からバックスタンドでは応援が始まった。飛び跳ね続けるサポーターの声と振動がスタジアムを伝わってメインスタンドまで響いてくる。
メイン1階席からは、ゲームの様子とサポーターの応援を同時に見ることができる。スタジアム観戦ならではの楽しみ方だ。「チャント」という応援歌を覚えて手拍子するとさらに一体感が増す。間近で見る試合につられて「あーっ」とか「おーっ」とか、普段あまりださない大きな声がつい出てしまう。ゲーム終盤、苦しい展開の中、スタンドの応援がさらに大きくなり、力が湧いてくる。なんだか自分も応援されているような気分になってしまう。
次の試合は
• 2016年4月10日(日)15:00キックオフ
• 会場:等々力陸上競技場
川崎フロンターレ http://www.frontale.co.jp
波打つフラッグ
サポータが待つゲートに選手が到着
まずは後援会へ寄ってください
夫婦での休日の新しい過ごし方としておすすめしたいと思った。後援会の担当者も「シニア世代の方もファンクラブに入っていますよ、一緒に応援しましょう。大きな声を出すと自分も元気が出ますよ。ぜひ等々力に来てください」と話していた。
6年連続 地域貢献度第1位を獲得している川崎フロンターレ、地元の期待も大きい。
「クラブ創立20周年を節目の年として、今シーズンはぜひタイトルを、選手サポーター全員の力で勝ち取りたい。」とさまざまなイベントでアニバーサリーイヤーを盛り上げている。