シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

 ナイチンゲールも踊りだす

取材日 2016年05月12日(木)

笑顔でうなずく看護師 (幸病院提供)
笑顔でうなずく看護師 (幸病院提供)
踊る看護師達(幸病院提供)
踊る看護師達(幸病院提供)

  「看護の日」を記念して、川崎幸病院の主催で「かわさき幸看護フェスタ2016」が開催された。今年のメインテーマは「看護に親しむ」。
 普段はなかなかふれ合う機会のない看護師パワーを身近に感じ,ほぼシニアの参加者も楽しめた一日だった。
 注; 「看護の日」とは 1965年、国際看護協会が、フローレンス・ナイチンゲールの生誕日である5月12日を看護の日と制定した。

 第1部 看護師から学ぶ講座
●「認知症と上手に付き合う方法
 認知症か否か?例えば、朝食後に内容を忘れても食べた事を覚えているのは物忘れだが、食べた事も忘れるのは認知症。認知症の進行を遅らせるには、「分からない事を認め、やさしく接すること」 ケアマネージャの資格も持つ看護師の説明に、うなずく人も多かった。

●「フットケア
 ヒトの全体重を足が支え、足裏の三か所で圧力を分散している。足底のアーチが、整っている日本人は、約1割という。年を重ねるにつれ、腰や膝の痛み、タコやウオノメ、外反母趾、偏平足などの原因となる。まさにシニアのお困りどころだが、インソールが助け船という。隣席の女性(80代)も、「特注インソールのお陰で、伝い歩きも治り、、今では気軽に外出する」と明るく話した。

●「歌から始める病気の予防
 ストレッチもご一緒にと・・マツケンサンバのリズムに乗って、病気予防を大合唱♪ 初めて目にした、歌って踊る陽気な看護師に、参加者もオレッ!!

第2部 体験・参加ブース
 主なものは、「血管年齢測」「足底」の測定。「簡易認知症テスト」「AED体験」が並ぶ。講座で気になったのか、血管年齢や足底のブースが大人気だった。

今回、特に印象に残った「フットケア」と「生活習慣病」の追記です。
 ・「フットケア9歳までは、足のアーチの補正が可能。足の骨が固まらない時期に、ハイカット(足首までの履口)で、。足にフィットした靴を履くこと。逆に体育館履きのようなやわらかい素材、フラットな靴底など、かかとをフォローしない靴を避けること。看護師は子や孫への周知を何度も訴えた。
 ・「生活習慣病」 
22時以降の食事は肥満の元!最近の研究で、BMAL1(ビーマルワン)という蛋白質が、22時頃から急激に増え、脂肪を蓄え始めることが分った。

●「かわさき健康塾」の1500回記念講演
 7月13日、「生きがいと健康」~それぞれが伝える元気と健康の源~ ミューザ川崎 市民交流室 入場無料/申し込み不要/先着100名限定 
 川崎幸病院http://saiwaihp.jp 

 

順番まだかなぁ~足底測定に長い列(幸病院提供)

順番まだかなぁ~足底測定に長い列(幸病院提供)

ストレッチだってさ ヨイショ!

ストレッチだってさ ヨイショ!

大丈夫かな。妻の血管年齢テストを見守るくご主人

大丈夫かな。妻の血管年齢テストを見守るくご主人

ミューザ川崎 シンフォニーホール 市民交流室
吉川 眞沙美
シニアリポーターの感想

 町内会の回覧板で見つけた「看護フェスタ」のフットケアが気になり、取材した。
足のアーチの修正は、9歳までの子どもは可能との話は興味深かった。肥満因子やインソールの話、初体験した人工呼吸法やAEDも良かった。
日々の看護現場から、これだけは是非伝えたい健康情報を、今後も期待します。
吉川眞沙美

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