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体操の場は、いこいの場

取材日 2016年06月07日(火)

あしを持ち上げて
あしを持ち上げて
肩の凝りはこんな所から
肩の凝りはこんな所から
 2時間の体操の中身は!

体操だけでなく、お互い様同士の高齢者の交流の場、情報交換の場ともなる。無理せず頑張らずの体操の休憩時間は楽しいお茶のひと時。最近休みがちな方の近況報告は見守りともなる。特にお一人様には、唯一の会話の場だと喜ばれている。

 

6年前の平成22年に立ち上げる

 

6年前宮前区が健康増進の為、白幡台憩いの家で宮前区健康体操教室を開校し、大変好評だった。受講者22名は講座終了後、即解散では「勿体ない」と自主的に立ち上げた。元体育教師の大野忠さんもその1人。早速指導への白羽の矢が立ち快く引き受け今日に至る。スミレ会と称し毎月第1・第3火曜日・午後1時~楽しい体操の場となる。

 

ゆったりの音楽に合わせて

 

ゆったりの音楽に合わせて、大野先生の「いつもの風の中から始めます。」の掛け声で体操が始まる。この体操は、宮前区が制作した独自の体操。川崎7区にはそれぞれの体操がある。1種目の演技時間は短いが、硬くなった体の筋肉をほぐしたり、腱を伸ばすものが多い。大野先生は後ろ向きになったり、時には横になり指導する。非常に説得力がある。各行政は独自の体操を設けて、介護予防や健康増進に力を入れている。

例えば、宮前区制作の体操は~風の中で~7分間体操(他区の体操はHP参照)大人からこどもまでがゆったり体操するのが特徴。川崎市制作の体操は川崎出身の歌手坂本九さん上を向いて歩こう”の歌詞に合わせてストレッチ3分間体操等がある。

 

 

参加した人は、「この白幡台の会場に来るには、山坂があるので行きはきついが、帰りはすいすいと足が動くから不思議。」と答える。最後は大野先生が、一人一人の歩く姿勢をチェックし、帰り姿を見守る。

ゆっくりゆっくりかがむ

ゆっくりゆっくりかがむ

    風の中から・・・

    風の中から・・・

      上を向いて歩こうよ・・・

      上を向いて歩こうよ・・・

川崎市宮前区白幡台1-13-1
砂田 紘子
シニアリポーターの感想

以前はNHKの朝のラジオ体操がなじみがあり、運動会はこれに決まっていた。数十年前中国を旅行した時、早朝体操・公園体操が珍しく感心したものだ。わが国でも今や当たり前の風景になった。その効果が高齢者の医療費軽減につながり、何と言っても自分が若々しく長生きできる源になると実感した。

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