久里浜コミュニティセンター主催の「3世代でハッピー子育て」講座に参加した。 参加者は、子育て世代(子どもづれ)と孫育て世代がほぼ同数。
講師は、NPO法人 孫育て・ニッポン理事長 棒田 明子(ぼうだ あきこ)氏。 近年メディアで取り上げられている「孫育て」という言葉は、棒田講師による造語が発端と言ってもよい。
法人立ち上げは、自身の子育て経験がきっかけだった。「赤ちゃん」の親世代と祖父母世代にトラブルが起きていた。どちらも悪気はなく、持っている情報が違うだけと気付いた。解決のために立ち上げたのが「NPO法人 孫育て・ニッポン」だった。
地域や社会のおじいちゃん、おばあちゃんが増え、子どもたちが健やかに育つ社会を作る。子育て世代にやさしい社会は、高齢者にもやさしい。少子化対策、産後うつ、孤独死などの対策にもなると考える。
自己紹介とワークショップ
子育て世代同士、孫育て同士で5つに班分け。
子育てで大変と思うこと、大変だったと思うこと。不安や悩み。
自分の親、相手の親にしてほしいこと。
孫と一緒にやりたいことなどについて意見を交わした。
当事者同士でなくても、お互いに褒めあったり、改めてほしいことを伝えるのは難しい。
クイズ形式で「今時の子育て」情報を学ぶ
・「抱き癖がつくので、赤ちゃんが泣いてもすぐに抱かない方がいい?」
・「お風呂上がりやお散歩から帰ったら、白湯を飲ませる?」
・「赤ちゃんの健康のために、日光浴はしたほうがいい?」
(回答は、NPO法人孫育て・ニッポンHPで www.magosodate-nippon.org/ )
大事なことは何なのか?
必要な情報を、子育て・孫育て両世代で共有する。すべては赤ちゃんが健やかに育つために。
親の役割
子育ての方針を決める。子育ての責任者。子どもの夢を最後まで信じる。
祖父母の役割
孫、親のサポーター、心のオアシス、夢を応援。あくまでも、パパママの自立を支援する。
孫育て世代は、自分の健康・お金・時間に余裕を持つ。
子育て世代からの頼まれごとを「断る勇気をもつ」ことも必要。
世代間ギャップについて意見を出し合う(写真:新岡指導員)
初対面でも身近なテーマで話しが弾む(写真:新岡指導員)
全国の祖父母手帳(詳細はNPO法人孫育て・ニッポンHPでも)
3年半前から「孫育て」に関わるようになった。子育ての経験はあるが、孫となると勝手が違う。
赤ちゃんを迎える心構えと経済的負担軽減のため、娘に相談せずに布おむつを縫いあげた。紙おむつの性能向上を目の当たりにして、布おむつの束をこっそり押入れにしまい込んだ。以後、頼まれないことはしないでおこうと胆に命じた。
Webで「NPO法人 孫育て・ニッポン」のHPに出会った。周囲にも「孫育て」に関わる人たちが増えてきたので、世代間ギャップをなくすためにもぜひ参考にしてほしいと、今回の講座に参加し取材させていただいた。有意義な時間だった。